2017/01/01

北国の少女

丸一日を費やしても終わりの見えぬ何年かぶりの本棚整理をしながら横目でNHKとフジを同時視聴しつつ暮れゆく2016年。
私的MVPは堀田祐美子。ギャビ相手に絶対負ける、というか指一本触れるのすら難しいことがわかっていながらせめてものロープワーク(普段だってやらないのに!)を見せたのには泣けた、そして笑った。ありがとう堀田!

深夜2時を回ろうかという頃、ようやく本棚のメドがつき、近所のBAR〈驢馬駱駝〉の年越しパーティに。
料理はあらかた片付いてしまってるがまだ酒はある。
片隅でファミコンをやってる連中がいてこれまたモノ持ちいいなと思ったら、話題のファミコンミニだった。初めて見る若い女の子が「つっぱり大相撲」の相手をしてくれる。テクモ通信、略して「テク通」を愛読してやまなかったほどテクモっ子だった私は当然リアルタイムでやり込んだクチだが、このファミコン自体(正確にはファミコンそのものではないのだけど)触るのが初めてだという女の子に勝てない、どころか団体戦で先鋒に5人抜きされる有様。どうなってるんだ。
しかしファミコンミニ、コントローラーまで小さいのウケるな。普通に使いづらいって。

カウンターでいつもの面々と飲んでるとさっきの女の子もやってくる。
岩手から来て東京の大学で動物の研究をしているという彼女の2016年のベストオブ街は東中野なんだって。どこがそんなにいいの? なんて聞いているうちに夜も白みはじめてくる。

突然だけど、ディランの「Girl From the North Country」だったら、この犬神涼監督の日本語カバーがいちばん好きかもしれない。



いよいよ40になり記憶力もあやしいので、とくに酒場では積極的にメモをとる。メモといってもGoogle Keepに単語を打ち込んでおくだけ。
いつくかの単語の中に、あの女の子の名前らしきものがある。
戯れに検索してみれば、若いシンガーソングライターがヒットしたよ。歌ってる、なんて聞いてない。

驢馬駱駝の窓からはずいぶんと綺麗に富士山が見えた。
あけましておめでとう。