2011/12/31

大往生2011

◆まちがいなく1995年、2001年にならぶ、いやそれ以上に大転換の年として記録されるであろう2011年が終わろうとしている。
まだ生々しすぎてなんと形容していいかわからない年。昨日(12月30日)にも(不謹慎を承知で言えば、まるで滑り込むかのように)親族が亡くなり、つい先ほど最後の挨拶をしてきたばかりだ。大往生だった。

今年はちょっと休みすぎた。流れに身をゆだねたことで結果としてそこそこ原稿を書いたりはしたけど、能動的になにかを動かす局面が少なかった。とくに編集者として。
来年は、今年中から仕込んでいたことも含めてガシガシやっていく所存ですので、なにとぞよろしくお願いします。

◆今年最後のめぼしい原稿仕事など――

・公開中の映画『トーキョードリフター』のパンフレットにてイントロダクションとスタッフ座談会、松江哲明主要作品解説などを担当しています。

・同映画についてはカルチャーニュースサイト「CINRA」でもレビューを書きました。
依頼をいただいた際に「スタッフですけど、いいんですか?」と尋ねたら、「むしろその視点からお願いします」とのこと。ありがたし。WEBで読めますので、こちらからご覧いただければ幸いです。

・ただいま福岡にて公演中の「ロッキー・ホラー・ショー」の公演パンフレットで、宇多丸氏×高橋ヨシキ氏×いのうえひでのり氏によるカルトムービー鼎談の取材・構成を担当しております。

・発売中の『クイック・ジャパン』vol.99では、立川談志師匠についての追悼コラム、園子温監督と入江悠監督の対談、浅草キッドへのインタビュー、高橋源一郎・著『恋する原発』の書評などを書いています。

ホライズン山下宅配便の「あなたが決める多数決で決めるホライズンの10曲の演奏会」(12月18日開催@幡ヶ谷forestlimit)にて配布された小冊子「ホライズン山下宅配便 172曲全曲解説」に、巻頭言として「背筋を伸ばせ、蜂を起こせ!」という小文を寄稿しました。

・新創刊された「世の中とプロレスするひろば」こと雑誌『KAMINOGE』にて、「快楽亭ブラックが語る『立川談志』」という記事を担当しています。
世謝出版イズムで育ったもので、このA5判の雑誌に関われることは無上の喜びであります。

・発売中の『サイゾー』1月号では「死んだテレビの傑作番組」という特集内でテレビドキュメンタリーの紹介記事を担当しています。
編集部がつけたタイトルやキャッチがことごとく物騒(それもまたよし!)ですが、内容はこれまで地味に扱われてきたドキュメンタリー番組に光を当てるというもので、おなじみ松江哲明監督とともに、あの短篇調査団の清水浩之さんにもご登場いただきました。

・発売中のユリイカ臨時増刊『総特集◎石川直樹 エベレストから路地裏までを駆ける魂』にて、年譜の聞き手と、石川さんと祖父江慎さんの対談の構成しました。
提案した漫画も、島田虎之介先生、五十嵐大介先生、大橋裕之先生とそれぞれ三者三様で見事ハマっていて面白いことになっています。

・発売中の『DOMMUNE オフィシャルガイドブック2』では、編集でもがっつり関わったほか(原稿のムチャぶりを受けてくれた書き手の皆様に感謝)、中沢新一氏インタビュー、MC.shirafu氏インタビュー、菅直人元総理訪問記などを書いております。

・発売中の音楽雑誌『ele-king』vol.4の特集「2011年――ベスト・アルバム100枚」にて、坂本慎太郎『幻とのつきあい方』のレビューを書いております。
また、年間ベスト10企画にも参加しておりますので、ご覧いただければ幸いです。

・年末滑り込みで発売された『BUBKA』最新号では、真木蔵人×戸塚宏(戸塚ヨットスクール)対談を担当しています。
「『ハリーポッター』をご覧なさい。学校でメッチャしごいとるやろ?」(戸塚)とか、募金は自ら取りに行けとの内田裕也さんのアドバイスに「フェイストゥフェイス、間違いない」(真木)などパンチライン続出です。

・こちらも発売日は元旦ですがもう店頭に並んでいるであろう『マンスリーよしもとPLUS』では、「『THE MANZAI 2011』最速プレイバック!」と題したカラー5ページのレポート記事を書いております。
優勝したパンクブーブーを含む、ファイナル出場4組の大会直後の声なども掲載してますのでぜひ。

◆トークもいくつか。
・映画『トーキョードリフター』の12月16日の上映後に行われた緊急トークショー「311以後の表現をめぐって」にて司会を務めました。トークに参加したのは監督の松江哲明氏、卯城竜太氏(Chim↑Pom)、坂口恭平氏(建築家)、磯部涼氏(音楽ライター)。
上記リンクの配給会社によるレポートのほか、こちらのサイトでも記事にしていただきました。個人としての実感をベースに書かれているのがうれしい。

・磯部涼氏の新刊『音楽が終わって、人生が始まる』の発売を記念してDOMMUNEにて放送された「実写版『音楽が終わって、人生が始まる』」の司会を務めました。ゲストにやはり『Get back, SUB!』を発売されたばかりの北沢夏音氏。
ニュー・ジャーナリズムの今日的なポテンシャルを計る、自分としてもかなり興味深い話になりました。また続きをやりましょう、なんて話も。
『音楽が終わって、人生が始まる』については、また改めてどこかで書評や記事など書きたいと思っています。

◆では、よいお年を!