2011/10/11

YIDFF 4日目

◆本日夜、東京に戻る予定。なので午前中は自転車で山形市内を散策など。
ひんやりとした空気が気持ちよい。

山形国際ドキュメンタリー映画祭、4日目の備忘録。

・『星空の下で』 監督:レナード・レーテル・ヘルムリッヒ
冒頭の線路をバイクで疾走するショット(ヨリもヒキもあり)からして、いくらドキュメンタリーは嘘をつくとはいえいくらなんでも作り込みすぎだろ! ってずっこけそうになるが、「ザ・ノンフィクション」や「ビッグダディ」的なものとしてツッコミながら見れば、なかなかに山あり谷あり事件ありで引き込まれる。

・『5頭の象と生きる女』 監督:ヴァディム・イェンドレイコ
いやはや素晴らしい。老翻訳家の高潔なる生き様と端整な画面設計が、ピンと張ったシャツ(実際、アイロンをかけながら翻訳について語るシーンの見事さよ!)のようにびしっとキマっている。思わず背筋が伸びました。

・『アルマジロ』 監督:ヤヌス・メッツ
これまた『星空の下で』と同じく、ここまで作り込んでしまうものかと。とはいえ、舞台が実際の戦場だというのがすさまじい。村民とタリバンの区別がつかないスリリングさなんて、まんま『ハートロッカー』だよ。カット割りも含めて。
柳下毅一郎さんもつぶやいてたが、これを撮らせてしまうデンマーク軍がすごいと言わざるをえない。

◆東京行き新幹線待ちの間にたまさか駅の反対出口を降りてみて気がつく。
山形に来たの、銀杏BOYZ取材で峯田くんの実家にお邪魔して以来だわ。
ぐわと胸をつかむようにして記憶が蘇ってくる。

◆新幹線の車中で中沢新一『日本の大転換』、溝口敦『暴力団』を読了。
リムランド文明たる日本における、原発の過激な無媒介性と暴力団の複雑なインターフェイス機構というエネルゴロジーとかなんとか。どちらも遅からず……というお話。