2011/10/08

YIDFF 1日目

◆早朝より一路、山形へ。といっても、案の定、新幹線を一本遅刻。自由席あいててよかった~。
山形駅につき、まずは観光案内所でレンタル自転車をゲット。これにて、山形国際ドキュメンタリー映画祭が、自分内幕開け。
6日が開幕式だったので、映画祭としてはすでに3日目に突入している。

◆以下、1日目の備忘録を。

・『監獄と楽園』 監督:ダニエル・ルディ・ハリヤント
テロの加害者・被害者ともにイスラム教徒であり、経済的にも同じような環境にありながら、運命のねじれをもたらしてしまう「聖戦」(ジハード)という言葉。
鉄格子越しのテロ実行犯へのインタビュー映像が生々しい。

・『隣る人』 監督:刀川和也
とにかく子供たちの口の悪いこと! かつて児童相談所の一時保護所で働いてた頃のことが微笑ましくもフラッシュバックしたよ。
女の子ふたりが母親代わりの職員にしがみつきながら、お互い「お前のお母さん、もういないんだよ!」「○○ちゃんだって、ホントのお母さんもお父さんいないもん!」と泣き叫び、くるくる回っているうちにみんなケラケラ笑いだしてしまうシーンの凄み。
内容やタイトルから、映画『スティーヴィー』のことを思い出したりも。

・『名前の無い男』 監督:王兵(ワン・ビン)
「狩猟採集生活」なんてェとどうもオルタナティヴな知性が発動したりもするが、ただもうひたすらにプリミティヴ。
被写体との距離感も絶妙すぎる。客観的なんだけど、若干「ザ・ノンフィクション」入ってるというか、ちょっとカメラ笑ってるがなっていう。王兵監督の質疑応答を聞いて、ますますそれを確信。

・『阿仆大(アプダ)』 監督:和淵(ホー・ユェン)
中国の少数民族ナシ族の親子を見つめるハードコア「観察映画」(想田和弘)。遠い過去のようでもあり、来るべき未来のようでもあり。しばし時間の感覚を失う。

・「ワヤン・クリ」(マレーシアの影絵)スペシャルライブ
ふらふらと、トライバルな音楽に誘われて。影絵もカラフルだし、思いもよらずサイケでかっこよい。

・『遊牧民の家』 監督:イマン・カメル
やや乗り切れず。エジプト出身である女性監督のトラベラーとしての視線と被写体のベドウィン女性のたくましい生き方の重ね合わせに、性急なものを感じてしまった。

◆夜、配給会社のKさんと軽く腹ごしらえしてのち、恒例の香味庵クラブへ。
いるわいるわのなじみの顔。また、会いたかった人に会えたり、地元の若い子ともバカ話をしたり。
知人たちとも東京で会うのとはまた一味違う話ができて、したたか酔う。

Nさんが、『サウダーヂ』や『堀川中立売』に出演している維新派の野口雄介さんを紹介してくれた。
関西の活火山。