2010/02/28

アソコ知ってる?

◆2月、なんてとっくに終わってるけど気にせずに。
で、いきなり告知をばおゆるしください。

◆すでにツイッターで流したりもしてますが、来る3月27日(土)17時より、高円寺イチのスカ無スポット・ASOKOにて、「ないない映画祭」なるイベント兼飲み会のようなものを開催します。

詳細はリンク先(↑)を参照していただければ幸いです。
どなたもお気軽に遊びに来てくださいー。イベントはともかく、ASOKOもかなりの面白スペースですのでぜひ。
ちなみに住所はこちら。地図だとこんな感じです。中通り商店街をまっすぐ行って、右手にでっかい鉄塔が出てきたらそこで右折れ。ずーっとまっすぐ行った左手に突如ASOKOは現れます。
不明な点などありましたら、適当に連絡などいただければと思います。なにとぞよろしくお願い申し上げます!

以下、ツイッターより短い記録のたぐい<2月後半>

◆16日、チェルフィッチュ「わたしたちは無傷な別人であるのか?」@STスポット
ついに新しい方法論に踏み出したチェルフィッチュ。ある作家が、「作品は受け手のもとで初めて完成する」と発言することはよくあるが、それをここまで厳密にやられると、こんなにも緊張するし、こんなにも興奮するものか、という新鮮さと驚き。
この作品は、場所を変え、3月にもう一度観劇する。

◆18日、五反田団といわきから来た高校生「3000年前のかっこいいダンゴムシ」@アトリエヘリコプター
一昨年、「いわきから来た女子高生」を見逃したのが心底悔やまれただけに((同日観た「いわきの銀杏BOYZ」はすばらしかったが)、リベンジ気分のハイティーン・ブルース。
リアル高校生という素材の活かし方が絶妙すぎる。あんな身体、どうやったって手に入らないもん。

◆19日、おとぎ話のレコ発ライブで、前野健太、ゲラーズ、おとぎ話の3マン@さいたま新都心HEAVEN’S ROCK VJ-3
さいたま新都心駅で降りたの2006年のPRIDE無差別級グランプリ2回戦以来だわーと思ったら、なんだか感慨深くなってしまった。出身地さいたまでの初ライブということでマエケンも思うところがあったりしただろうか?
『ライブテープ』以降、ちょい営業曲っぽくなってしまっていた「天気予報」が、この日は灯火のように、じんわりと沁みた。「友達じゃがまんできない」も。この2曲がよかったライブなんて、それだけですばらしいにきまってる。
ゲラーズは、立ち位置を変えてみたら(大久保・川副が真ん中)、あらびっくりのタイト感。いよいよエンジン数あがってきたみたいで熱かった。松江監督とも話したが、ほんとジョニー・トー『エグザイル/絆』みたいな連中だよなー。幼馴染み5人がしょっちゅうケンカしながらバンドやってるっていう。

◆21日、ザ・高円寺デイ
ダーティ・サンデー@素人の乱12号店で「Opshop+Wheatpaste」を購入。つづいて、「→S E X E S← 裏モノJAPANをひっくり返す」@素人の乱シランプリにて爆笑。でもって山下陽光に場所を教えてもらい、初ASOKO

◆27日、岡崎藝術座「リズム三兄妹」@のげシャーレ(横浜にぎわい座)
待望の再演。『SPA!』に紹介記事も書かせていただいた。
会場の広さと、後半のキーとなる夢子役が内田慈から中村真生になったことで、かなり違った手触りに。初演の緊密さ、綱渡りのスリル感は後退し、代わりにスケール感は増したというか。神里雄大も演出した「三月の5日間」(チェルフィッチュ)ではないが、今後も何度でも再演されてほしいマスターピースである。

観劇後、野毛を散歩しながら急な坂スタジオに移動し、快快「Y時のはなし」の稽古場見学。某誌の取材にて。

◆野毛のおすすめ音楽

2010/02/16

あなどりがたし劇団シーフード

ツイッターすごいね。たまにこわくなるよね。
いまさらブログなんかやってなに書いていいかわからなくなる。
とりあえず記録ってことでいいや。

以下、2月前半の記録。

◆3日、吉祥寺バウスシアターで映画『かいじゅうたちのいるところ』鑑賞。
いきなり走り出したり、すべったり、意味もなくジャンプしたり、踏んづけたり、暴れたり。原作にはかなわないが、心に抱えた「Wild Things」がぐっとくる。and it was still hot.

◆6日昼、アトリエヘリコプターでむっちりみえっぱり別枠公演「ムートンにのって」。
じつに4年ぶりの公演。ゆるく繋がったオムニバス形式でそのへんが別枠感? でもやっぱり最高のくだらなさと品のよさをあわせ持った、ぜいたくな時間を味わったのでした。軽やかにして濃厚。時間がたてばたつほどに、思いだし笑いに襲われるというマジック。
前田司郎演じる劇団シーフード主宰が「トップランナー」もどきの番組で語った「物販ビジネス」の革新性が、よもや夜のディナーショーで……。

◆6日夜、新宿に移動し、ライブレストランにてマッスル&666合同ディナーショー。
昔、世話になったことのあるキャットファイト団体の代表がVIP席に陣取ってたりなんだりで、開始前の時点で基本コンセプトをほぼ理解してしまった。まあ、ディナーショーというよりはショーパブですな。鈴木亜美「Be Together」のボックスステップが楽しすぎた。
学プロ出身の大家健がやはり学プロ出身のTHE101(座頭市)に放った名言が、昼のむっちり公演と奇跡のシンクロ!
大家健said「学プロになくて、プロにあるものをお前に教えてやる。それは物販だ!」

◆9日、六本木アスミック・エースでキャスリン・ビグロー監督『ハート・ロッカー』試写。



アカデミー賞での元夫婦対決(vsジェームス・キャメロン監督『アバター』)も迫ってきた話題作。たしかにすばらしき映画。というかずるい! 骨太のドキュメンタリーっぽいストーリーや画づくり(撮影監督はケン・ローチ作品なんかでも回しているバリー・アクロイド)に加えて、「黒ひげ危機一髪」みたいな要素入ってんだもん。手に汗握るスリルと戦争の無意味さが見事に背中合わせ、という。

◆11日、原宿VACANTにてフォースド・エンタテインメント「視覚は死にゆく者がはじめに失うであろう感覚」観劇。



ひとりの俳優がさまざまな事柄をシンプルな言葉で定義していく。箴言のようであり、言葉遊びのようでもあり、すぐに脱臼してなかなか像を結んでいかないセリフの羅列が、音楽のようでもあり。

◆13日、ユーロスペースで真利子哲也監督『イエローキッド』鑑賞。



いやーすごいわ。なんでもないカットにも生理的な暴力が息づいていて、まったく弛緩するところがない。ねじ伏せられ、観させられてしまった。初期の北野映画を彷彿とさせつつ、「持たざる」ぶんだけこっちのほうが用意周到。

◆14日、富士見市のキラリ☆ふじみでモモンガ・コンプレックス公演『ウォールフラワーズ。』
表現方法はぜんぜんちがうんだけど、白神ももこにはむっちりみえっぱりに通じるセンスを感じる。女性ならではの、とがった角をクニっとさせるあの感覚。しかも、ディナーショーにつづき、カーテンコールネタがまたもやむっちり公演の劇団シーフードとかぶる。どんだけだよ、劇団シーフード。
キラリ☆ふじみは初めてだったけど、遠足みたいで楽しいね。

2010/02/01

星崎かのん問題、急展開

◆星崎かのん問題がついに動ナビに! 山が、動いた!
こちとら発売前から大騒ぎして(知人たちに煙たがられて)きただけに泣けたよ。もうね、なんでこの偽装問題が新聞に載らないのか不思議でしょうがない。しかし「あるある詐欺」とはうまいね。

◆1月30日、磯部涼5時間@高円寺・円盤、無事終了。
前田和彦くんによる磯部涼インタビュー、見事。
参加させてもらった鼎談パートは後半酔っぱらってしまい飛ばし気味だったけど、「Googleを知らないやつがカギ」という意見は本気。虹釜太郎さんも日記のタイトルでこんなことを書いてくれてうれしい。

磯部涼による前野健太ロングインタビューは緊張感あるエンタテインメントだった。
トークショウではなく、あとでまとめるつもりのインタビューを公開するのって、ホンイキのライターほど難しい。インタビュイー側はかまえるだろうし、原稿で削ることできますからみたいなオフレコ話もできない。素材として話の断片を収集し、あとで文脈に沿って構成するというのも、客前でやってしまうと流れとしてぎこちない。
そんなことは十分承知の上で行われた公開インタビュー。やはり所々、苦しそうな時間帯もあった。しかし、『ロマンスカー』前夜、前野健太がほとんど世間の評価を得ないまま、高円寺の安アパートでいまでも演奏される楽曲群を生み出していた時代のことを集中的に聞く、という仕掛けはさすが。ある季節にこだわることで音楽家の「ナゾ」を解き明かそうとする迫力を感じた。

それにしてもマエケンは早く歌いたそうだったな(そりゃそうか)。
インタビュー終わりで3曲演奏。新曲「コーヒー・ブルース」、「マン・ション」、そして、『ロマンスカー』のレコーディングで実際に使われた円盤備え付けのピアノを弾いての「東京の空」。
心なしか歌の輪郭がくっきりと。磯部くんがフリで「ここまでのインタビューはイントロでした。では歌ってもらいましょう」なんておどけてたが、インタビューがあったからこそ、だったと思う。

◆1月31日、自宅から激近のわりにめっきり行かなくなってしまった吉祥寺FOURTH FLOORで「頼むから静かにしてくれ」というライブイベント。ファンタスタスのおりんぽし(尾林星)や、吉祥寺バウスシアターのスタッフでもある井手健介くん、それから最近どっぷりはまっているけどライブ未見だったmmmが出るというので。

井手くんの演奏は意外にもニール・ヤングとかエリオット・スミスみたいな、近年あまり見ない(山中夏樹くんとかいるが)オルタナ弾き語り風情で、沁みた。全5曲中4曲がオリジナルで1曲が湯浅湾カバー(「シェーの果て」)、というバランスの悪さも最高。

おりんぽしはしょっぱなからオリジナル(?)カラオケを熱唱。存分にはじけたあと急にちゃんと弾き語るという、やはりバランスの悪さがおもしろすぎる。
銀河系ときみとぼく、みたいなセカイ系っぽい世界観(世界世界って)をすんなり受け入れてしまうのは、なんてったって「おりんぽし」だから。声、佇まい、音色、すべてがきまってる。

そして、mmm(ミー・マイ・モー)よかったー。
ここにきて急にジュディ・シルみたいな日本人女性SSWが増えてきたけど、みんな森ガールすれすれというか、"聖と俗"のワイルドサイドが足らんのよー(実際はともかく、音楽として)と叫びたい気持ちでいたところに、彗星のごとく現れた、不浄にして崇高な歌うたい。
いやー、まったく期待を裏切らない、素晴らしいステージだった。きっとバックステージでは日本酒の熱燗なぞをちびちびとやってるのだろう……妄想だけど。