2010/01/22

地球人を解読するためのしょーもない一日

◆ノロウィルス、水曜の昼にほぼ完治(うんこが固くなった)。実質48時間の呪いだった。みなさんも疲れているときの生ガキにはくれぐれも気をつけて。

◆13日の夜、ポレポレ東中野で沖島勲監督『これでいーのかしら(井の頭) 怒る西行』を観たのを書き忘れていた。
『ライブテープ』とも不思議な共振を見せるすてきなお散歩ムービーでした。石山友美さんのツボを押さえた聞き手役もナイス。助演女優賞をあげたいです。

◆『2001年宇宙の旅』、アーサー・C・クラークの原作を読んだ。
これ読むと、映画でナゾになってた部分がぜーんぶクリアになって爽快なくらい。なるほどモノリスって、スターゲイトって、スターチャイルドって。
もちろん映画でヴィジュアルショックを受けてから読むと、気分倍増なのは間違いなくて。そもそも原作というよりも、映画制作の過程で産み落とされた(脚本よりも小説書くほうが手っ取りばやいという理由で)作品でもある。
つまるところ、巽孝之もこの本で書いてたけど、キューブリックとクラークという20世紀を代表する知性の邂逅/衝突こそが最高のエンタテインメントだよなー。

◆20日、シアタートラムで快快『インコは黒猫を探す』観劇。
いきなりの『2001年宇宙の旅』使いに驚くやら笑うやら。しかも作品の影にきっちりモノリスが埋め込まれているのだから参るわ。
初演が3年半前ということもあるかもしれないけど、快快のあのとぼけたウェットさが好きだ。
ゆり(現在) だから、宇宙人に保存、保存されちゃってね? そういう一日だったとしようよ。
ごーくん(現在) 今日が?
ゆり(現在) 今日がっていうか、毎日が。
ごーくん(現在) 何、毎日なの?
ゆり(現在) 何か、そういうことがあったら面白いじゃんっていう前提でさ。今のこの会話とかも例えば記録されて宇宙で再生されてね。
ごーくん(現在) 何のために?
ゆり(現在) や、だから、このしょーもない一日に地球人を解読する手がかりがあるかもしれないしw
ごーくん(現在) うーん、、、宇宙とかは俺正直わっかんねー。
ごーくん(3年前) あ、でもそっか。
ゆり(現在) なに?
ごーくん(3年前) や、カンちゃんがたまにぴーぴー鳴いてたのってもしかしたらそういうことなのかもしれないって。カンちゃんは、びうっていう鳥と一緒に買ってきたんだけど、びうだけ死んじゃって、急に一人になっちゃって、一緒にいるのがカンちゃんの言葉の分からない俺だけになっちゃって、俺はでも、インコは生まれてから何も悪いことしてないからきっとすぐに極楽って気持ちいいとこいったんだろうなって思っちゃうけど、でも、カンちゃんはそうやって言葉で整理したりがないから、だからあんなに鳴くのかもしれないって。あのさ、俺らだったら、猫はあそこにいるとかって気持ちがあるからそうやっていなくなった後とかを想像できる分、今のこの気持ちを完全に残しておくことはできないじゃん、。
ゆり(3年前) え、なにどーゆーこと?
ごーくん(3年前) だから、カンちゃんはそれない分、その時のよくわかんなくなっちゃった気持ちがそのまま、ぐわってもどってくるのかなって。
ゆり(現在) まあ、結局そうだったとしてもうちらに何がわかるわけでもないからあれだけどねwww
ごーくん(3年前) まあ、そっか、でもなんか、その時俺はゆりさんの言葉で妙に腑に落ちた。

◆21日、昼にぽかっと時間が空いた隙を見て、バルト9でジェームズ・キャメロン監督『アバター』(3D)鑑賞。



3Dだからってことじゃなしに(3DだけだったらUSJとかの4Dアトラクションのほうが圧倒的)、映像の説得力がすごい。ストーリー云々よりも「誰も見たことない映像見せたるで~」っていう意味で、『2001年宇宙の旅』的とも。
ただし、ヴィジュアルだけで哲学を語るキューブリックの深遠さとは真逆の、誰にでもすぐわかるお伽噺っぷりはいつものキャメロンでした。もちろんショウビズとして、それが悪いとはまったく思わない。なにしろ面白いから。
いちばんのポイントは、主人公と恋におちるナヴィ族の娘が神田うのそっくりだということです。