2009/01/08

『デメキング』特報

映画『デメキング』の特報映像がYouTubeにあがっております!!

『デメキング』特報


先日も書いたけど、原作のファンも絶対に観たほうがいいですよ。
「漫画『デメキング』の映画化」ではなく、ちゃんと「デメキングをめぐる映画」になってたから。
もちろん原作を知らない人も必見です!

参考までに、以前、原作の復刊の際にミニコミ『spotted701』に書かせていただいた原稿を載せておきます。
それにしても、これ07年の4月ぐらいに書いた原稿なんだけど、「静岡の自動車工場で働いて」いた「Kという男」ってなあ……。
『デメキング』復刊に寄せて
文・九龍ジョー

畏友・杉田俊介が立ちあげた『フリーターズ・フリー』っていう雑誌の創刊イベントだとか、仕事でたまさか関わった雨宮処凛著『生きさせろ!』絡みのシンポジウムなんかでやたら出くわす、Kという男がいる。
聞けば、半年前まで静岡の自動車工場で働いてたのだが、2ちゃんねるで「政治意識」に目覚めたとかで、
いまは新宿のネットカフェに寝泊まりしながら、それっぽいイベントに顔を出しまくってるという。

このK、二言目には「金持ちをブッ殺したい」「大企業を潰したい」と口にすることからも分かるとおり、とくに高尚な思想なり思惑なりを持ちあわせているような男ではない。
ただ、その吃音の端々から滲みでる<なんかすごいことをやりたい>という宿意に触れるたび、オレはまるで『デメキング』の蜂屋みたいじゃないかと思ってしまうのだ。

それにしても、かつてなくデメキングの影を身近に感じる時代である。
いましろはやはりド天才なのだろう。今回、復刊にあたり描き足した2ページも、ブレなく時代を撃っている。
オレなりに解釈させてもらえば、こんな感じか――
デメキングはいる。そう、アンタのすぐ隣りに。

冒頭で触れてる杉田俊介さんによるデメキング評も。
いきすべき批評・第2回「ちびしすぎる、なにも…かも!!――いましろたかし『デメキング』」