2006/05/21

マジカル五反田団

wonderland」という劇評サイトで前田司郎さん(五反田団)のインタビューをやらせてもらいました。ぜひ覗いてやってください。五反田団は5月25日から京都公演(「ふたりいる景色」改訂版)があるみたいなので関西の方はぜひ!

前田さんの話でおもしろかったのは「無意識」とか「おしっこ」とかを手がかりにやっぱり「性」や「死」や「自他」のことなんかを延々考えてるってことで、その先に浮かび上がってくるのは意外にもプリミティヴな「共同性」のようなものの気がする。だからこのひとも書いているように前田さんの書く作品はたしかに一見「セカイ系」的な構造をもってたりするんだけど(ちなみに『群像』の創作合評のなかで小説『恋愛の解体と北区の滅亡』について仲俣暁生さんも「セカイ系」と評していた)、小説ならともかく、五反田団の芝居についてはそれを「セカイ系」という解釈で片づけてしまうことはできないだろう。

いち観客として五反田団の芝居を観ることはかなりマジカルな体験だ。引き出されるイメージのうねりのなかで、自分の無意識のへりに触れるような瞬間がある。プリミティヴな演劇体験。あえて大げさな表現をすれば、フロイト以前の時代に、オイディプス王が持っていたインパクトに近いものがあるのかもしれない。とはいっても登場するのは部屋んなかでゴロゴロする神様とかなんだけど。でもって、やっぱり最終的にそこには思いもよらぬ「共同性」が立ちのぼてくるんじゃないかと思うのだ。

うわっ、けっきょく『<野宿者襲撃>論』についてアップできなかった……。というか、これも、昨日のもぜんぶ『<野宿者襲撃>論』につながっていきます。まだまだ続きます。