2006/03/26

THE SHAMPOO HAT 「恋の片道切符」

日曜の朝っぱらから談シング5そろい踏み&「ドキュメンタリーは嘘をつく」を続けざまに観て大コーフン。「ドキュメンタリーは嘘をつく」は内容もさることながら松江さんの同ポジでガンガンつないでいく編集がテラかっこよかった。ようするに嘘ついてないわけだもん。

koinokata先週の木曜はスズナリでTHE SHAMPOO HAT「恋の片道切符」。いまやミスター五反田団といっても過言ではない黒田大輔さんの所属劇団ということで前から気になっていたTHE SHAMPOO HAT、今回が初見。ちなみにこないだ片割れが『やりすぎコージー』(森さんの番組といい、テレ東はすごいな)で「真の」かくし芸を披露していた吉本の漫才コンビ・シャンプーハットとまったく無関係なのはいうまでもなし。
「舞台はとあるパチンコ屋の2階の休憩所兼事務所。パチンコ屋店主である在日三世の金子達は、 週末の草野球の試合に備えミーティングに余念がない。隣の部屋からは交通事故で半身不髄になった妹の弾くたどたどしいピアノの音が聞こえて来る。その頃世間では自民党のホームページに小さく書き込まれた北朝鮮からの宣戦布告文で大騒ぎになっていた。ピッチャーの不在に悩むチームだったが、バイトの面接に男が現れ…」(劇団HPより)
なにひとつ答えのない、正解を持ちえない状況の中、男たちが悩み、もがき、はいずり回るごっついドラマだった。ギャグとシリアスのバランスが絶妙。大堀こういちが演じたパチンコ屋店主の飄々としたユーモラスさが、辛酸をなめ尽くした男の凄みを伝えてやまなかった。その日の昼、取材で会った村西とおる監督とちょっとかぶったりも。妄想だけどあのパチンコ屋店主もぜったいにヤクザ嫌いだと思う。そういった類の強さを感じた。お目当ての黒田さんが演じたのは無神経な日本人ジャーナリスト。ホントどうしょうもないやつなんだけど、どっか憎めなかったりするあたり、らしかったなあ。

「これからが大変なんだ」
パチンコ屋店主が青年にかけた言葉が重かった。正解はない。それでも進まなきゃならないのが人生だから。