2006/03/03

解放治療の夜

昨夜は解放治療の施しを受けに大久保HOT SHOTへ。出演者ラインナップが小林万里子&鷲尾悠持郎、元気いいぞう、坂上弘、チャーリー東京、エーツー、マナティ という超絶的に素晴らしきイベント也。

例のごとく(悲しい……)1時間ほど遅れて到着したらエーツー熱唱中。久しぶりに見たけどスケールアップとか新展開とかとはまったく無縁。あいかわらずアイドルなのに手作り感満載という、チープさと高貴さが同居する最低で最高のエンターテイメント。

つづいて登場の84歳、史上最年長現役ラッパー坂上弘。自らの交通事故体験を歌ったドキュメント・ラップ『交通地獄』が熱い! 追突された瞬間の「バターン、キューン」という描写、閻魔大王まで登場する神秘の臨死体験、手にした保険金をキャバレーにつっこんですっからかんになったというオチに至るまでまったく無駄のないリリックにうなる。ヒップホップというよりは崔健のチャイニーズ・ロックのようなヌケのよいトラックも最高。またラストに歌われた尾崎豊「卒業」のカバーも絶品で、「魂までカバーすればオリジナル」という喜納昌吉の名言を地でいくような熱唱だった。84歳が歌う「卒業」。仕組まれた自由に/誰も気づかずに/あがいた日々も終わる/この支配からの卒業/闘いからの卒業――この説得力たるや!

元気いいぞうさんはもう、いつもどおりの自由すぎるステージ。「まあ、生きていれば良しとする」をフルコーラスで聴けたのが収穫だった。ホントいい曲なんだあ。

kobayashi0302そして今夜のお目当て小林万里子&鷲尾悠持郎! ずーっとファンで、昨年末には飲みの席までご一緒させてもらったのだけど、ナマで観るのは初めて。いやーよかった! 「ミスタードーナツのテーマ」「子宮筋腫のブルース」これぞ言葉の本来の意味においてブルーズ! あたしは透明人間かいって叫びに笙野頼子を思い起こしたり。アンコール「便所のブルース」の大熱狂。おんなは便所/おとこの便所/○子も○子(さる高貴な方たち)もおとこの便所……! これにて解放治療完了!!

いろいろご挨拶して帰りがけ、小林万里子さんの「エンタの神様とか出てはるんですか?」という問いかけにエーツーの二人が全力で否定してて笑った。「お笑いじゃないですッ!アイドルです!」。たしかにステージを降りると二人ともかわいらしい女の子だし、姫子(あの格好のまま自宅と楽屋を往復。リスペクト)とかと一緒にしたらかわいそう。