2006/02/18

「人生って何?」

◆トリノ入りした大物カメラ小僧たちが各局女子アナと激しい攻防を繰り広げ日本選手団以上の戦績をあげているらしい2月もなかば、予想どおり自分のキャパを越えそびえ立つウォール・オブ・ジョブの壮大さにはおののくばかりです。アテネの街を破壊する軍神アレス(超デカい)を前にしてもビビらないクレイトスのような強さがほしい――。

◆というわけで『ゴッド・オブ・ウォー』買っちゃったよ! 米光さんの紹介のせいだ。しかし素晴らしい。ほとんどゲームをしないオレでもわかるストレスレスな操作感と的確な演出術。荘厳な音響がもたらす迫力の臨場感。呪われた人間が神に挑むというベルセルクばりのファイト・オア・デッドな運命と、ジョジョ第2部ばりの頓智のきいたボスキャラの倒し方にアドレナリンもあがりまくり。とにかくやっつけないと仕事にならないので死ぬ気でクリアした……。ラスボスの倒し方がジョセフ・ジョースター的戦法じゃなかったのだけがちょと残念。だってあんなに苦労して手に入れたパンドラの箱の効果がまさか……なあ?

paavoharju_yha◆さいきんのお気に入り音楽、PAAVOHARJU『YHÄ HÄMÄRÄÄ』。北海の絶壁に立ちつくすような一曲目から、裏打ちリズムがアフターマスなラストまで完璧すぎる一枚。憑かれたように聴いてる。ディスコやノイズの彼岸にうすらと響く唄が中近東の歌謡曲のようにエキゾチック。その混淆ぐあいにクスっとくる。Gang Gang Danceの『God's Money』しかり、こういうのが自分のツボだったかといまさら目からうろこぼろぼろ。思えばKate Bushの『Dreaming』好きもこのへんにあったか。

◆ナイロンの「カラフルメリィでオハヨ ~いつもの軽い致命傷の朝~」が再演決定。初演は健康時代の88年だけど、まぎれもなく90年代を代表するグレートワークスの一つだと思う。いま再び見るのはちょっと怖くもあり(それ以前にチケットとれるのか?)。ほんのわずかなホントのことを伝えるための冗談やテレやごまかしの偉大さ。いや逆なのか。そこがわかんなくなっちゃう地点に連れてってくれるカラフルな輝きは古谷実の『僕といっしょ』なんかにも通じるものがあったあの頃。「人生って何?」