2005/12/31

お世話になった10枚 2005

残すところ一日というわけで、今年もお世話になった10枚を。

iamab helder godsm blank comehere kidenno melhentrips j tokyono elephant
●Antony And The Johnsons / I Am A Bird Now
●Annelies Monsere / Helder
●Gang Gang Dance / God's Money
●Jana Hunter / Blank Unstaring Heirs of Doom
●Kath Bloom / Come Here
●My Pal Foot Foot / 貴殿の秘伝のお薬
●なのるなもない / Melhentrips
●Ratn / J
●豊田道倫 / 東京の恋人
●Why? / Elephant Eyelash
 (※アルファベット順)
今回は悩んだー。とりあえず前半はAntony And The Johnsons、後半はJana Hunterにつきる。とくにJana Hunterはバファリン飲みすぎて看病されてるような心地よさがやばかった。Annelies Monsereのストイックで静謐な世界にもどっぷり。Kate Bush(ケイトの新作もよかった!)がダンスミュージックやってるようなGang Gang Dance、いまだに聴くと笑ってしまう。やみつき。小枝をポキポキ折るようなLoren MazzaCane ConnorsのギターにKath Bloomの朝もやボーカルが乗る『Come Here』。あまりにもよかったので他にもマザケイン・コナーズが奥さんに歌わせてるやつなども聴いてみたり。マイパルは待望の新譜、全19曲でおなかいっぱい。なのるなもないWhy?のようにhip-hopプロパーの音楽をSSWアルバムのように聴く日がくるなんて、と思ったらかせきさだぁ≡がいたじゃないかと自分つっこみが入りました。ツジコノリコのウタモノサイドだけを凝縮したようなRatnはもうありがたいやらもったいないやら。『東京の恋人』パラガは人生のサウンドトラック。

他にもよく聴いた新譜はKate Bush、Peggy Honeywells、Samara Lubelski、Lau Nau、CocoRosie、Pajo、Magnolia Electric Co、Sufjan Stevens、Six Organs of Admittance、にかスープ&さやソース、ゑでぃまあこん、ソウル・フラワー・ユニオンなど。iPod(なの、だけども)を購入したことで、ついにリスニング環境にIT革命が到来した年でもありました。

ではではみなさんよいお年を!

オーちゃんがんばれ!!

2005/12/29

東京の恋人

◆キャバクラで「男たちの大和」モノマネを披露したりゲイバーで「愛の賛歌」を熱唱したりするのに忙しく、更新する機会を逸しておりました。

◆そんな自堕落サイト管理人ではありますが、劇評サイトwonderlandさまに声をかけて頂き「振り返る 私の2005」という企画に参加しました。浮いてる感もなきにしもあらず。がしかし演劇関係者や錚々たる劇評サイトの方々が並ぶなか、よくぞこんなわけのわからないサイトをピックアップしてくださったと感謝する次第なのです。よかったら他の方々のとあわせてご一読いただければ幸いです。ちなみに蛇足ながら[静かな演劇の次はノイズの演劇だ]という評がありますが、いくら文字数が限られてるとはいえ内容があまりにも杜撰、というか「ノイズ」に対してかなり的はずれな理解をしているように感じました。

◆若干もれた仕事もあって今日で仕事おさめ。夕方から豊田道倫『東京の恋人』発売記念コンサートへ。まごうことなき傑作『SING A SONG』をいまだに愛聴してるのでなかなか新しいアルバムに入り込むという感じじゃなかったんだけど、渋谷O-nestに向かう井の頭線の中で『東京の恋人』を聴いてたらやっぱりいいなあ、と。あいかわらずザラザラしてるんだけど、ほのかな穏やかさが沁みるのね。M-1グランプリにおける中田カウスみたいなね。

◆ライブは前半が豊田さんのソロ、後半はバンドサウンドでニューアルバムの曲を。バンドがものすごく豪華(久下惠生、上田ケンジ、曽我部恵一、Dr.kyOn、宇波拓、向島ゆり子、川本真琴、それにシャッター音で佐内正史)。でも特にグッときたのは久下さん(ドラムス)との二人編成でやった2曲、アルバム以上に疾走感溢れる「深夜放送」とエレキギターが炸裂する「35の夜」だった。エモーショナル。

◆深夜『北野フォーク人生王決定戦!!』て番組をなにげなく見てたら、たけしが友部正人の「彼はドアマン」について「歌詞がジム・クロウチっぽいよな」なんて言ってて唸ってしまう。

2005/12/21

sakana@l'ete

lete1219

この日のl'eteは前日まで催されていた西脇さんの個展の絵がそのまま飾られていた。よれよれの質感の紙にくすんだタッチで描かれた西脇さんの絵は、まるで何十年も前からそこに飾られていたかのようにl'eteを包んでいた。

そしていつものようにポコペンさんが歌った。多くの人々に希望や喜びを分けあたえどこかへ消えていった孤独な魂のことを。

2005/12/19

リメンバー湊川の戦い

あまりの忙しさに心の平衡を失う。

22時間くらいモニターに向かっていたのにしたことといえば、ワイド液晶モニターを衝動買いしなぜかワイド液晶テレビまで購入ボタンをクリック、ついでに前から欲しかったラジオのMP3録音機もクリックしたり、ほとんどループシーケンサーとしてしか使っていないSONARの最新版もクリッククリック、でもそう考えてくとACIDの最新版も欲しくなるところだがぎりぎりで思いとどまり、代わりにUSのビデオショップでACIDループを3万円分オーダー。送料$40込みでも日本で買うより圧倒的に安かった。クリッククリック。

気づいたら30万円以上も散財してしまった胸騒ぎの午後。やばいまだまだ遣ってしまいそうだ。このムラムラ感を鎮めるにはオナニーしかない、と思ってまだ見ぬエロ動画を求め検索なぞしてみたら、なんと長いこと贔屓にしている企画単体系の女優さんが新宿のデリヘルで嬢をしているのを発見! そのあとも迷惑防止条例改正とタケ&イシハラ凸凹コンビによる“浄化”作戦と山口組(司6代目 実刑6年確定!)の東京進出というトリプルパンチで壊滅状態となった歌舞伎町風俗の、中でもとくに徒花性の強かったビデオBOXの常連さんたちが傘(ガサ)が入って潰れてしまった店をノスタルジックに回顧したり、散り散りになってしまった女のコたちの行く末を手分けして探したり(他店への凸撃とHPの宣材写真照合)する風俗板のスレを、当初の目的を忘れじっくり読んでしまった。今月に入って山手線の反対側の駅でスタメンも店員もほぼそのままにひっそりと再開しているのが判明して、しかもほとぼりが冷めたら元の場所に再び店舗を戻すという情報が流れたときのスレ住人の反応ときたら、「その日を……その日をお待ち申し上げますうぅうう」 おまえらは南朝再興を願う楠木親子かと。いい話じゃないか。

とにかくこのまま忘年会シーズンに突入するのはまずい。

2005/12/18

鏡像関係

自分のライブを寝すごしました。ダメだ……。

miyastudioいつのまにかCDができてました。 →sample

音源アップしようと久々にFTPをいじったら、人生の夏休みが化石化したものを発掘しました。 →

ベース、さすがにすこしは上達しようと思って教則DVDを買ってみたら、画面に登場した講師が左きき。「みなさんから見たら鏡を見ているようでわかりやすいと思います」わかりずれーよ!

2005/12/17

DANSHIS'

◆途中まで書きかけたまま放置してた。

◆先週末は快楽亭ブラック師匠のツアーに同行。金曜の夜に大阪で4席、土曜あさ名古屋に移動し昼に4席、夜に栄のSMバー(シチュエーション最高!)で21時からと23時から1席づつ計2席、ホテルで仮眠をとって日曜あさ東京にとって返し、そのまま日本橋亭のトンデモ落語会で1席、って心臓の再手術を控えた病人のやることじゃないよ!

◆とにかく芸人の生き様をまざまざと見せつけられた旅だった。会う人会う人みな強烈で、伝説のシンガー小林万里子さん(「ブラック師匠が倒れたのは元気いいぞうのせい」と断言!)やら筋金入りの快楽亭ファンKさんやらSMバーの女王様やらその他たくさん。お世話になりました。

◆明けて月曜は「立川談志ひとり会~秋三夜」の最終夜へ。よく考えりゃブラック師匠のことだって今年できるかぎり談志を見ようと思ったからこそ、こだわってるわけだ。師曰く「落語とは“業”の肯定なり」。ならばなぜ快楽亭ブラックが除名なのか? まあそれについては談志師匠が悔いてることを確認できただけでも十分ではあるのだが。

◆今回の談志ドキュメンタリー。一席目は講談話「青龍刀権次」。談志師匠が高座で釈台つかうのをはじめて見た。といっても直前にBSでやってた「立川談志 日本の笑芸百選」の録画(ベベンとやりながら100人の芸人を語り尽くす)を見たばっかだったので自然。それにしても「笑芸百選」最高でしたな。しつこいと言われるかもしれないけど、ここ最近の談志のテレビ・ラジオ出演はじつに凄まじいんだから。とにかく出たとこ勝負。話が暴走する・とっちらかる・まとまらない・終わらない。かつての談志ならやすやすと完全に掌握してみせたんだろうけど、いまの談志は強引にねじふせようとあがくあがく。言うなればメルヴィルの「白鯨」状態。それを見せちゃう談志も談志だし、引き受ける放送人も天晴れとしかいいようがない。でもって「笑芸百選」ではそんな談志を「好きな芸人について好きなだけ喋れる」というシチュエーションに置いたのだからこれがオモシロくならないはずがないのだ。

◆話がそれちゃった。「青竜刀権次」、の前にいつもの長いマクラでぼやき放談。マンションの耐震偽装問題について「お化け長屋」だと思えばいいじゃねえか、には笑った。ホント落語てのはよくできてるねえ。仕事でいけなかった夏の独演会でも掛けたらしい「青竜刀権次」は江戸から明治への移り変わりを時代背景にした不思議な味わいの話。紫の着流しにロシア製のピストルを構える「爆裂のお玉」てのがえらくカッコよかった。ただいまいち噺に乗りきれないようにも見受けられ、かつての談志の講談話にあった迫力を感じとることはできなかった。

◆中入り後は「付き馬」。いいなあ。こういう口八丁みたいな噺はいまの談志師匠で聴くとすごくいい。そういえばつい最近もまーた仕事でいけなかった横浜の独演会では「粗忽長屋」を演ったらしい。聴きたかった。

◆時間があまったので最後に時節柄「二度目の清書」のさわりを。

◆時節柄といえば今年の大晦日、紅白や格闘技の向こうを張ってMXテレビで2時間落語をやるらしい。当然トリは「芝浜」ってことになってるんだろうけど、いまの談志師匠にはもっと自由にやってほしいなあ。でもそこをあえて避けずにぶつけるというのもらしいのか。最後の「芝浜」、などというものはないのだから。立川談志とシルヴィ・ギエムはまったく異なる美学を生きている。たしかに誰に聞いても「昔の談志はすごかった」っていうし、落語家としては事実そうなのかもしれない。だけどそんなん関係なしにオレは「いま」の談志は凄いと思う。こんな生々しいドキュメンタリーを現在進行形で見られることに感謝する。

2005/12/08

シルヴィ・ギエム 「ボレロ」

◆イギー・ポップみたいな風体のジョルジュ・ドンがファンクミュージックばりの熱さでぐいぐい迫ってくる公演ビデオに衝撃を受けて以来、いつか生で観たいと思っていた「ボレロ」。シルヴィ・ギエムの「ボレロ」(12/5追加公演)でようやく願いが叶った。しかもギエムが日本で「ボレロ」を踊るのは今回のツアーで最後だという。

◆間にあってよかった。広い東京文化会館の観衆とただ一人で向かい合うギエムの、気高く美しくかつ妥協のない動きの一つ一つに、まるで岡本太郎美術館に迷い込んだときのオッス!トン子ちゃんのように戦慄したのダス! 初めてのスタンディング・オベーション。理屈ぬき、自分がこんなにも素直に感動できること、そのことにあらためて感動。

◆帰りに勢いでこれを買いそうになるがあまりのデカさに思いとどまる。代わりにDVDを購入。

星野智幸さんの日記(11/17)を読んで再び全身が毛羽立つ。
ギエムは、舞台上だけでなく会場中の人間のエネルギーを引き出しているかのようだった。私は自分の中に眠る可能性を、鼓舞されている気がした。約15分の踊りを、全生命をかけて踊り、そこにいる数千人の人間のエネルギーと共振させようとしていた。超越的体験と勘違いしそうになるが、これはコミュニケーションの最高形態である表現の一つなのであって、特権的な出来事ではない。けれど、一生に何度も体験できるものでもない。
◆ギエムの一挙一投足を頭の中で追想してみる。それだけで全身が熱くなる。いまでも。

2005/12/04

思春期に少年から大人に変わる

◆「鬼畜大変態」最高でした。ブラック師匠は「オマン公社」で快調ぶりをアピール。元気いいぞうさんもあいかわらず天然の輝きで、あのモノマネも久々に見られて大満足。そしてなによりも強調したいのがこの状況(ブラック師匠の立川流除名&談笑師匠の立川流真打ち昇進)にも関わらずブラック師匠との会に出演し続ける談笑師匠の侠気!なのでした。「私のほかにも出てる方いますから、談之助師匠とか、あと談之助師匠とか…」だって。しかもこの日のネタの凶暴なこと! とてもここに書き込めるような内容ではないので、まさに会の名に恥じぬ鬼畜っぷりだったとだけ書き記しておきます。

◆夜のDJイベントはまあ想定の範囲内。

◆どうせこんなとこ見てないだろうから書いてしまいますが、一度DJの顔合わせという名目の飲み会をしたとき、一緒にDJする予定の女の人が「わたし○○さんの知り合いでー」「わたしの友達の友達が○○さんとイベントやっててー」というわかりやすいくらいに人生スリップストリームな人で、こういう手合いの人はさすがというか「○○さん(著名人)がマイミクなのはすごい」とかそういう趣旨のことを臆面もなく語る(ミクシィやらない方にはなんのことやらという話ですみません)のである意味すがすがしいくらいなのだけれど、ミクシィ日記でぼくがあるライターYさんと仕事しているのを知ったらしく、「こないだ友達の友達の○○さんがやってるイベントにYさんがきてたので知り合いになった」とか「こんど友達の知人の知り合いの同僚が○○でイベントやってそこにYさんもくる」とか「わたしの友達の友人のいとこの隣人の同級生の恋人の恋仇の弟の○○の友人が○○で~(以下だいたい同じ)」などリアクションしようのない話題を延々振りつづける壊れかけのレディオ状態、チューニングのツマミがどっかいっちゃってて怖かったです。かつて一番の友達はオレオ(ナビスコ)だと公言してはばからなかった後藤久美子のほうがよほど人間味があったのではと思いました。なのでイベント当日、実はあまり人のことを言えない直りかけのレディオ(東京ダイナマイト)であるところのぼくは数少ない知り合いとだけ交わって小さくなっていたのですが、例の女の人が帰り際にまたもや「○日のYさんのイベントいくんですよー」と声をかけてくださったので、そんなイベントがあることすら知りませんでしたが勇気を出して「ああ○○のイベントですね!(○○は適当)」と言ったら「いや○○ですよー」と返してくれて、そのとき初めてぼくはオシャレDJイベント(鈴木茂が流れると「ヒューゥゥ」と歓声があがる)の一員になれたような錯覚がしたのでした。その時月が話かけます、もうすぐ夜が明けますよ。

◆こうやってまた世間を狭くしてしまうのだなあ……。

2005/12/02

パーティだ!(ジャック・ニコルソン演じるところのジョーカーの口調で)

◆前日になってしまいましたが、あす麻布の十番会館で催される「鬼畜大変態~地獄篇」、激しくオススメです。出演は快楽亭ブラック、立川談笑、元気いいぞう。まさに夢の組み合わせ。白昼夢ですが。ブラックバンドも販売されると思います。十番会館の場所はこちらで(麻布十番駅から雑式通りをまっすぐ、セブンイレブンの手前)。13時開演。ブラック師匠のブログにも詳細あります。

◆あとついでながら夜には渋谷のエッジエンドで催される「ナカヨクケンカシナ」というオールナイトイベントでDJやります。23時から80分ぐらい。DJプログレヤングという名で文字どおりプログレをかけまくります。チャージが2ドリンク付き¥2,000と微妙なのですが、もしよかったら遊びにきてください。ぼく自身完全にアウェイのイベントなので、誰かきてくれないと寂しくておかしくなりそうです。アイちゃんが好きだあ!

◆最近の映像技術部のムービーはただただバカバカしくて楽しくていいなーと思ってたら、なんとねとらんの2005年度「ベスト・オブ・脳内洗浄ムービー+絵と音も」にノミネートされたって。 たしかに「缶蹴りムービー」バカだもんなあ。かつて「コミット?」を観たmikaihooくんが「やつらパーティーピーポーっスよ」といった理由がよくわかる。

◆でもってこないだ松田くんとメシくった時に「面白いからロフトプラスワンでイベントとかやるといいよ」なんて無責任にアドバイスしてみたら、ネイキッドロフトだけどマジで実現することに(1月4日)。

◆「コミット?」も近いうちにえいぎサイトで配信してくれるようです。