2005/10/23

BACK IN BLACK

早朝、ブラック師匠が入院している病院の看護婦よりTELあり。師匠がぼくにすぐ来てほしいと言っているという。状況が状況だけにこれは一大事、とあわてて六本木にある病院の集中治療室に駆けつけたところ、
「今日の菊花賞、7-11の2万円一点買いだとIさん(日刊スポーツ馬券予想の担当)に伝えておいて」
だって。思わずずっこけそうになっちゃったよ。いやさすが快楽亭ブラックだわ。ミクシィでみかけた唐沢俊一さんの書き込みによると運ばれる救急車の中でも「患者は男性です」と電話する救急隊員に、「いや、『二枚目の男性』と言って下さい」なんてことゆってたらしい。心筋梗塞に急性大動脈乖離まで併発して死ぬかもしれないってのに。このケース、生存率むちゃくちゃ低いらしいじゃないか。なんという悪運!いや強運の持ち主なんだろうか。ま、馬券は外れてたけど。

でもほんとうに、よかった。

2005/10/22

黒く塗れ

ブラック師匠が倒れた

21日の唐沢俊一さんのラジオに出演直後、スタジオで倒れたという。心筋梗塞。緊急手術の甲斐あって幸い一命はとりとめ、現在は意識もはっきりしているという。

立川談之助師匠から電話で第一報を聞いた時、不覚にも泣いてしまった。

CDの売り上げは絶好調、これなら借金を2年で完済するのも夢じゃないと言ってたブラック師匠。仕事も順調そのもの、年末には24時間落語、年頭にはロフトプラスワンでイベントもやろうといっていた。そう話しつつも、その陰で細かいストレスや過労がどれほどブラック師の体を蝕んでいたのかと思うと……。

でも、倒れたのが唐沢さんの前でホントによかった。医学の心得がある唐沢さんだから対応も早かった。これが映画館の中や自宅で一人のときだったら……。

天はまだ快楽亭ブラックを見放していない。

2005/10/20

サブカル価格

◆昨日はブラック師匠のロングインタビューその1を敢行。梅香庵Kさん、アルゴピクチャーズHさんにも同席してもらう。さすがにエピソードざっくざくだが、こちらとしてはまだまだ踏み込み足りず。さらに策を練る必要あり。

◆アルゴHさんが配給・宣伝を担当してる「サオヤの月」についてブラック師匠、まだ観ていないにも関わらず、その監督の気持ちを日本一理解できるのはあっしをおいてほかない!と断言。おかしかった。

◆というわけで今日は「サオヤの月」を観にシネマアートン下北沢へ。早めに着いたのでちょっと周りをウロウロ。アートンの隣りに高円寺ZQみたいなセレクトの古本屋を発見したが、どの本もやたら強気のサブカル価格でがっかり。以前やなぎくんがシモキタの中古屋はファミコンの「カラテカ」を2000円で売ったりする!と憤ってたのを思い出す。

◆「サオヤの月」、うう…ちょっときびしいかも。月のロングショットに音楽かぶせるのとか、なんだかなあ。こういう自分こそもうひねくれすぎててどうしょうもないのかもしれないが。あと、元奥さんはご本人も自覚しているとおりプチ武田美由紀に見えてしまって歩が悪かった。

◆日をおいたら評価が変わってくる映画のような気もする。あと「最後に一発やらせてくれ映画」って系譜はあるよなあ、とか。

◆明日の唐沢俊一さんのブジオ金曜日、ゲストがブラック師匠。TBSラジオで20時から。オイラは聴けそうにないけど(ポッドキャストにも出てくれればなあ)、ぜひに。

◆あ、あとミスアティコのKくんから「シモキタ解体」なるイベントのお誘い。お役に立てるかどうかわからんけど、告知もするよー。
『シモキタ解体』
――下北沢を揺さぶる再開発の欲望を問う

下北沢が「危機」に直面している。終戦直後に決定され長らく忘れ去られてきた都市計画道路が、60年ぶりに再浮上してきたのだ。「再開発の欲望」を抱くのは誰か? それはどのような経路で街にやって来て棲みつき、変形し、あるいは否定されるのか?ランドスケープを巡る象徴闘争が繰り広げられている下北沢で、今、再開発を問う!

■トークセッション
・ 吉見俊哉(社会学者)
・ 蓑原敬(都市計画家)
・ 大木雄高(ジャズバー“Lady Jane”オーナー)
・ 仲俣暁生(フリー編集者)
・ 金子賢三(“Save the 下北沢”代表)

■パフォーマンス
・ 東方力丸(漫画弁士)
・ 広田赤ひげ(路上マッサージ師)

■ライブ
・ 「ジンタらムータ」 
大熊ワタル(cl)服部夏樹(g)渡辺明子(tb)こぐれみわぞう(チンドン太鼓)
・ hi-posi(もりばやしみほ)
・ 朝日美穂

【日時】 11月2日(水) 18時開場 18時半開演
【場所】 北沢タウンホール 2階大ホール
【入場料】 一般:500円 / 学生:無料
【前売り・お問い合わせ】

電話:03-3466-8062 メール:info@misatikoh.net
(メールの場合は氏名と電話番号をお知らせください)

【主催】 下北沢と出会う雑誌『ミスアティコ』
※座席数に限りがありますので、事前のご予約をおすすめします。
◆中高時代は通学路&遊び場として、大学時代は演劇&ライブの街として過ごしたシモキタはまさに青春っそのものーなんで再開発問題については気になってたけど、まだまだわかってないことが多いので行ってみようと思う。けして朝日美穂さんのライブが観たいだけじゃないよ。

2005/10/16

ライブ

◆激しかった。親指の豆から鮮血が!と思ったら水ぶくれがつぶれただけだったというくらい。終わったあと対バンの方に笑顔で「おつかれさま!」と声かけられビクッとしてしまった。

◆毎月出るかもなので、気が向いたらそのうち見にきてください。

◆ライブ後は元大内アパート住人Iさんに連れられ西荻に移動、西荻区民の方々の飲みに合流。フツーに言いたい放題や談志シング5の話ができて楽しかった。ホント最高なんだから。
チンペイ「悪酔いしてるな。ヘリクツはいいから、具体的に話してくれよ、小泉に放たれたオンナ刺客はずいぶん頑張ったなあ」
ダンシ「でも、よくああいうブスに一票いれるよな。あんな女たちでも、”やらせる”といえば、やるんだろうな、世間の男は」
チンペイ「あたりめえだ、タナボタだよ」
ダンシ「怖いことだ。家元はポコチンがしなびるよ、しなびるどころか、腐るような気がする」
チンペイ「だいぶクスリがきいてきたな」
陳談トーク 05/09/14より)
◆最近じゃ「私のこだわり人物伝」も凄いことになってる。先週のエンディングなんて家元本人ですら(たぶん)何しゃべってんのかわかんなくなっちゃって、「まとめないで終わるのは俺ぐらいのキャリアがないとできないんだ」って舌出して終わりだよ。自由すぎ!

井上貴子が演劇に挑戦
バンドのリーダーから貴子が芝居に出るらしい(「週プロ」情報)と聞いて、調べてみたらすごい豪華メンツ! 当然のごとくチケットはソールドアウト。笹塚ファクトリーは一度行ってみたいんだけどなあ。

◆貴子を芝居に誘ったのは中尾彬だそうでそのセリフがまたいいんだ。「貴子、リング上のレスラーは四方から見られているが、芝居は正面だけだ。お前ならできる」だって。あの声でだよ。

2005/10/15

甘納豆

theatercafe◆打ち合わせにきたTさんと吉祥寺シアター併設のシアターカフェ(←音でます)でランチ。近いしすいてるしで重宝してる。ご飯おかわり自由で600円というのもいい。

◆午後は馬場、飯田橋、市ヶ谷とあっちこっちまわり用事をやっつける。自宅での作業がほとんど進んでおらず不安もあり。明日はライブだし。

◆移動中のBGMは桂文楽「明烏」。文楽にロメール、エスプリのつらした激情家たち。
皮かむりの亀頭が朝の気配に歓喜している初々しさを桂文楽は表現することができる。花魁の床からぬけだそうとしないそんな若旦那を横目で見て、皿小鉢の底に少量はいった甘納豆を、スイスイと二口づつ、二粒か三粒ずつ吸いこみながら、若旦那、ねえ若旦那。くりごとを言う若い衆の、その甘納豆がかならずあずきのものであり、砂糖の結晶の下の、かすかに日向くさい甘みを、俺は一瞬味わったように錯覚したのだ。
平岡正明「光になりたい」(『読書人』1972年1月17日)

2005/10/14

犬猫日記

◆日記更新したままけっきょく朝まで仕事。原稿案をメールしたあと、別の納品1本。ピックアップしにきた最狂マニア投稿誌のK君が缶コーヒー2本差し入れてくれる。ありがたし。

◆さらに今日朝が締め切りのムック用原稿、電話したらまだ余裕がありそう(やっぱり!)なので夜まで待ってもらうことにして、早稲田大学へ。未見の森達也「ミゼットプロレス伝説」の上映があるらしく、昨日の今日でどうしても見たくなってしまったので。しかし着いたらすでに上映終わっており、次の「よだかの星」が始まるところ。ミクシィで見た上映順と違う……。脱力。

◆失意のままチェーン寿司屋で海鮮重を腹に入れ、今度は浅草へ移動。太鼓屋が運営してるスタジオでバンド練習。いまの仕事のペースだとどうもRAW LIFEはいけそうにない(チケット買ったのにまた……)ので15日はライブに出ます。鶯谷のWHAT'S UP。どうせ告知しても誰もこないのはわかってる。

◆それにしても天才ギタリストWさんはどうしてるんだろう。いつまでも日本海ながめてないで、早く戻ってきて一緒にエイベックスからデビューしましょう!

godsm◆さすがに眠い。スタジオから駅まで10分ほどの帰り道がつらい。移動中のBGM、Gang Gang Dance「God's Money」。最近よく聴いてる。ところどころケイト・ブッシュ(「Hounds Of Love」とか「The Sensual World」に入ってるダンサブルなやつ)っぽくて笑ってしまうの。NO NEW YORK meets KATE BUSH。

◆締め切りを夜にしてもらった原稿のため急いで帰宅。が、いちおう(というか期待をもって)電話したらやっぱり明日でも大丈夫とのこと。これで安心したのがいけなかった。油断して仮眠したら案の定落ちてしまい、アバウトに夜あたりでとぼかしていたC社での打ち合わせを流してしまった。Tさんすみません!!

2005/10/13

犬猫日記

◆神楽坂のレコード会社でミュージシャンインタビュー。最近いい感じなので調子乗ってたら見事にしっぺ返し。反省点多し。ページ数が少ないのに救われた。

◆編集F君とカメラマンFさんと韓国料理屋で軽くメシ。その後ひとり半蔵門の国立劇場へ。「立川談志ひとり会 ~秋三夜~」の第一夜。客席でKさんと合流。

◆何年かぶり演芸場でのひとり会。肉体と精神の綱引きはあいかわらず続行中だ。「最後までできるか不安なんだ」と隠しもせず「松曳き」へ。枯れるつもり毛頭なく、じりじりひきずられる肉体が談志ドキュメント。

◆仲入り後、めずしい「子別れ」。これよかった。ウェットさを廃した江戸前仕上げ。フィッシュボーンの美しさ。この方向は新しい鉱脈となるのか……。

◆余った時間で「やかん」を。やっぱバカバカしくていいや。「気持ちなんざァいちいち説明いらねえんだ。セックスのときはハァハァハァ」で前列にいた子どもが爆笑。もちろんオレも。

◆終演後、Kさんと近くの蕎麦屋へ。Kさんはとろろ蕎麦、こちらは力うどんを。汁物が旨い季節になった。Kさんに思いがけずありがたい申し出をしていただき感謝。よろしくお願いします。

◆今夜中に骨子をメールしなきゃいけない原稿があるのに、録画したK-1 MAX見ながら落ちてしまう。

◆2時間ほどで起きてのそのそ。「夜の力を借りなきゃ書けない原稿なんて、ハナからたいしたことない」って佐野眞一がどっかに書いてた。ホントその通りだ。生活にメリとハリを出すためできるだけ日記をつけてみようと思う。すでにAM3時、結局このあと仕事しきゃならない時点でつまづいている。

◆フジでやってる「放送禁止4」を観ながらこれを書いてる。面白い試みだとは思うけど、役者がなあ……。なんか似てると思ったらAVの素人ナンパものだ。あれガチだと思うからがっかりするんであって、フェイクドキュメンタリーってくくってみりゃ案外いける……かも。プロレスことにUWFだってそうだ。そういや森達也の新刊がグレート東郷。『異端の笑国』の映像化を思いつき、「ビヨンド・ザ・マット」を面白がる森さんでもある。ドキュメンタリストはプロレスのグレーゾーンに豊穣をみる。

◆グレート東郷に刻印された戦後日本。米軍基地GIの父と日本人の母(師匠曰く「パンパン」ではなく「オンリー」だったという)を持ち、その父を朝鮮戦争で失ったブラック師匠にオレがみようとしているものと重なるところがあるのかもしれない。早く読んでみたい。

◆日記てどうなんだ。もし不快感を覚えたりしたらこっそり教えてください。

2005/10/10

フィッシュ→さかな

フィッシュマンズのヴォーカリストにpocopenさんが!

なんだかいまだフィッシュマンズを聴き直せないキモいファンの自分ですらこれには反応してしまった。

『宇宙 日本 世田谷』やさかなの『リトルスワロウ』はホントよく聴いた。6枚チェンジャーのCDコンポ。ふわふわと籠もった音像は閉めきった部屋にぴったりフィットして柔らかいカプセルの中にいるようだった。外で起きてることなんて知らなくて知りたくもなかった。でもいまは、窓あけようぜぐらいは言えるようになったかね。

なんか前もそんなこといってた。少しは更新されてると思うけどどうなんだろう。ただ、ひどいことはよりひどくなっているという話もあるし……。まあこれ以上は書かないけど。

話を強引に戻すと、ヴォーカリスト山崎まさよしてのも納得。山崎さんの『SHEEP』も『宇宙 日本 世田谷』や『リトルスワロウ』と同じく、録音がZAK。やっぱりよく聴いた。Passageなあ。

リトルスワロウ』はその後、ジム・オルークのリミックス入りで再発された。フィッシュマンズはつらすぎてダメでも、これは聴ける。ますますマイペースに活動してるからな、さかなは。

2005/10/07

青年団 「S高原から」

ヒルズ近くのオフィスでテレビの方に快楽亭ブラック師匠についてプレゼン。最近自分の仕事がなんなのかよくわかんなくなってきたよ。でも、やるんだよ!

DOSEONEとJELが来日してライブまでしたそうじゃないか。まったくもって油断。その日(5日)は呑気に青年団の「S高原から」観てたし。いや呑気ってこともないか。

青年団は「海よりも長い夜」の初演以来だから6年ぶりだったけど、やっぱ濃いわ。本家は集団と個人の関係力学がせめぎあってせめぎあって、どのニセよりも緻密だった。ワイズマンだね。ノイズや雰囲気に頼るでなく、精密に組み立てられた「リアル」。

もちろんニセも、じつに「ニセ」らしかったのだと得心いった。

2005/10/03

アップル&マンゴー

tropicana最近のお気に入り、トロピカーナのアップル&マンゴー味。とろとろっと濃厚な味わい。濃ゆいトマトジュースを飲み干すときに似た鼻にツンとくる感じがたまらない。いつもJR新宿駅構内の成城石井で買ってます。

昨夜はThe American Analog SetHer Space Holidayのライブ@渋谷O-nest。なんかーライブ久しぶり?って一瞬錯覚してしまったけど全然そんなこたなく、nestが久しぶりなだけ。やっぱライブハウスといえばここがデフォルトだもんな。

ライブはどちらも素晴らしく、特にAASのたゆたうような音像にはウットリ。で、あんまりウットリしたもんで貧血で倒れそうになっちゃったよ。後半はロビーに退避してブラックコーヒーで鉄分補給してた。なにやってんだか。ロビーにもちゃんとサウンドシステムが組んであったので、音はきっちり聴けたのがせめてもの救いか。

hshHSHの出番には完全回復。こちらはSEやストリングスの入ったサンプリング音にバンドの生音をかぶせる今様ロック。ラップトップがリンゴじゃなくてヒューレットパッカードだったのも好感度大。ひたすらカッコよかった。

2005/10/01

『エンタクシー』

entaxi11

快楽亭ブラック師匠の独占手記が掲載された雑誌『エンタクシー』購入。

これ面白いわ。まずブラック師匠の「二千万円借金地獄除名顛末記」が言うまでもなく最高! それからメインの「七〇年代東映」特集も付録が笠原和夫の未映画化シナリオ「実録・共産党 日本暗殺秘録」ってのにビビるし、吉田豪さんが聞き手の松方弘樹インタビューも不良性感度ビンビン。その豪さんによる別雑誌でのインタビューで素晴らしき生涯不良っぷりを披露していた角川春樹会長の誌上句会も、ゲストが斉藤斎藤氏っていうとんでもない顔合わせだったり。ほかにもみうじゅん久々のディラン原稿とか、こちらもホント久方ぶりに目にした杉作さんの投げっぱなしコラムとか畑中純先生の自伝漫画とか、やけに読みでのある記事がめじろ押しで、なんか久々に「雑」誌って感じの雑誌。「超世代文芸クオリティマガジン」ていうプロレスチックな謳い文句も無駄にカッコよくていい。