2005/03/31

POSTROCK IS OVER

予定していた某映画監督のインタビューが延期になり、急遽「新進気鋭」的なテイでインタビューしたい人を何人かピックアップ。いっそチェルフィッチュの岡田さんか、などと考えもするが夢想かもなあ。にしてもつくづく『三月の五日間』のDVDは買っておくべきだった。もう売らねえのかなあ。そんなこと考えながら岡田さんのブログを漁ってたら、昨年夏あたりの日記(移転前のサイト内)に「レジの脇に並んでいたFADERの表紙に『POSTROCK IS OVER』と書いてあった」なんて記述を発見。これってまんま『ポスト*労苦の終わり』だね。だからなんだってのもありつつ。

昨日、西荻でUちゃんとお茶しながら聞いた凧揚げの話がむちゃくちゃ面白かった! 写真も凄すぎ。あれは絶対世に出すべきだって!

2005/03/29

チェルフィッチュ 「ポスト*労苦の終わり」

更新できなかったのは、レスつくのが嬉しくてミクシィにかまけていたからでも、誰かがチェルフィッチュについて書いたのをパクるために様子見してたからでもなく、たんに忙しかったから。ホント忙しい自慢もたいがいにしとけって思うんだけど。

で、チェルフィッチュも書きかけのまま。「ポスト*労苦の終わり」を横浜STスポットで観たのは一週間ほど前。前回「労苦の終わり」の再編集+加筆バージョン。
オリジナルにあった奇妙な浮遊感が失せ、よりドライにより“しつこく”なったぶん、いくらか話が分かりやすくなっていた。選曲も前回のビーチ・ボーイズからソニック・ユース、ラルトラといったUSインディ/ポスト・ロック(ポスト・労苦?)サウンドに変更。ようするにおとぎ話じゃねえんだぜ、と。たしかにとても身につまされる話/身体なわけで。

前回、映画の撮影風景に似てるってこと書いたけど、今回はなんとそのものすばりビデオカメラが導入されてた。舞台中央に三脚でフィックスされ側面の壁を映し続ける。ピントをはずしたまんま当然回しっぱなし。これはいい。舞台の人がビデオカメラを導入するときって、だいたい客席から見えないもの(場所・アングル)を見せるとか、あとせいぜいVJ的な使い方しかないんだけど、そういう可視/不可視のメディアとしてビデオカメラを使うんじゃなく、リニアな時間の象徴的な道具としてビデオカメラを導入してる。このリニアな時間軸は演劇でも映画でも、あるいは小説なんかでも宿命的なもの。ただ、映画はビデオやDVDでなら一時停止できるし、小説は後ろから読んだり、飛ばして読んだりすることも可能だったりする(それでも体験そのものがリニアであるという点は変わりないが)が、演劇に関しては幕が開けてしまえば、あとは幕が下りるまで有無を言わさず時間は進行していく。その中でリニアでない(しかも均質でない)時間が展開していくことの不思議さ、いびつさ。カット編集という工程を経るぶん映画においてはこのことが明確で、例えば保坂和志なんかがその小説論で頻繁に映画の話を持ち出すもよく分かるんだけど、岡田さんの場合はどうなんだろう。案外、映画を撮りたい人だったりするんじゃないだろうか。

2005/03/21

Mayo Thompsonライブ

mayo0320メイヨ・トンプソン行ってきた!@吉祥寺スターパインズ・カフェ。
ソロ・パフォーマンスだけかと思ったら、バンド編成(レッド・クレイオラ)もたっぷり。おまけにwith工藤冬里なんて展開まであって、もーお腹いっぱい。宇宙、を感じた夜。

対バンのthemanfromworldwarzero(岸野雄一+宮崎貴士+岡田裕二)、突然段ボールもグッド。突段のぶっとさはずーっと気になってる。

2005/03/18

頭んなかキャベツ

skylarkinさんと飲んだ!これとかこれを書いてくれたskylarkinさんと飲んだ!! すごくね? だって作品とよぶにもあやふやなぼくの映画を見も知らない人が偶然観て気に入ってくれて、感想を書いてくれて、それで今日その人と飲んだんだよ。こういうこと書いてしまうのは製作者としてひ弱すぎるのかもしれないけど、いいよ隠さないよ。嬉しかったんだよ! 太平洋に流したメッセージ入り小瓶のようなものをを拾ってくれた人たちがいてmikaihooくんとかskylarkinさんとか、たとえそれがこの世に数人だけだったとしても、こんな素晴らしいことはない(キッパリ)。

五反田団、一週間経っていまさらじわじわきてしまった。記憶(キャベツ)を取り出してしまった男と、頭の中の記憶(キャベツ)を青虫に食べられてしまう女がいて、けっきょく大事な記憶を食べつくされてしまった女は青虫そのものになってしまうというお話。それで最後は男が必死に自分のキャベツ(記憶)を剥いて女を見つけようとするところで終わるのね。いまごろになって身悶えするほどじーんときちゃった。三年殺し?
それにしても前田さん、公演のたびにゆってることだけど、「ひとがひとを想う気持ち」っていう言葉にしてしまえばベタなことを、こんなにもあけすけにぶつけ続けてくる人もそうはいないよ。あけすけっつっても、「おしっこ」だったり「寝させない」だったり「キャベツ」だったりするわけだけど。とにかく、「追悼的想起」というキーワードはまだ持ち出さない。書いちゃったけど、まだまだまだだ。

そんな頭んなかキャベツ状態のまま、明日の取材の準備をしてる。単行本の仕事で専門家に魚類のセックスについて聞きに行く。あいつら余裕で性転換とかするからね。で、いま『魚の世界』っていう科学本で予習してて、ホント専門用語だらけのクソ真面目な本なんだけど、一箇所だけ妙に筆が滑ってて笑った。魚が両生類に進化するくだりなんだけど、それまですげえハードコアな学術用語満載だったのに、なぜかいきなり寓話に! 「シーラカンスの母親が突然波打ち際から砂浜に上陸しました。子供は驚いて『お母さんなにしてんの?』と声をかけました」だって。なんだそりゃ。

2005/03/15

マンダラけ

ようやくペースダウンつかみかけ。

03月09日:五反田団「キャベツの類」 @こまばアゴラ劇場
現代口語を捨て、とっ散らかしにかかった野心作。アフタートークで「実験作とセルアウト作をわけて考えている」というようなことを前田さんは言ってたが、そんなセコいこと言わず、実験もセルアウトも両方採用すればいい。一つの作品でもっと欲張ればいい。少なくとも『逃げろおんなの人』ではそれに成功していたのだから。まだまだ期待は高まり続けてる。

0312mayo03月12日:メイヨ・トンプソン インストアライブ @吉祥寺タワーレコード
なにがすごいって、歩いて行けるレコード屋にメイヨがきちゃって、ただでライブが観れてしまうというこの状況だよ。20日のスターパインズ(家の裏!)も行く予定。レッド・クレイオラは一回観てるからいいかーと思ったけど、やはり行くべきかも。迷い中。

03月12日:朝日美穂ライブ @吉祥寺マンダラ2
メイヨのインストアからハシゴ。前半PAのトラブルがありつつも、それも含めたアット・ホーム感にニンマリ。中盤、「スリルマーチ」の曲を中心としたソロセットが素晴らしかった。朝日さんにはいつまでもキラキラしていてほしい。ちなみに高橋健太郎さんの日記でジム・オルークが観にくるかも、ってあったけど飛行機のトラブルでダメだったらしい。残念。

0314utatane03月14日:鈴木翁二ライブ @吉祥寺マンダラ2
ライブ前にはインタビューまでさせてもらったのだ! おまけにリハーサルまで覗かせて頂き、感謝感激雨あられ。ライブも最高で、翁二さんの漫画の中を漂うような珠玉の数時間。対バンのいとうたかおさんも、渡辺勝さんやHONZIを擁するオフノート勢のバックアップを得ることで、ポール・ブレイディとかヴァン・モリソンなんかに通じる、あの朝もやの空気感を携えていてカッコよかった。ウタタネっていう翁二さんの曲を歌う女のコ五人組もすごくいい雰囲気。きっとライブがいいタイプ。関係ないけど、こうやって女のコが並ぶとかならず「右から○番目!」とかヤジ飛ばすやついるのな。(もちろんこの日はいなかったけど。)

2005/03/06

炸裂する私見

取材準備のためチェックしておきたいCS番組があって、わざわざスカパーが観られるネットカフェ@新宿まで行ったのに放送日を誤って空振り。くやしいので『ホーリーランド』と『ミナミの帝王』最新刊、安野モヨコ『働きマン』、IKKI新連載の『夜回り先生』(作画・土田世紀!)などを読んできました。

『ホーリーランド』は相変わらずで、(主人公が使った後ろ回し蹴りについて)「僕の私見を述べれば元々この技は対武器用に考えられたのではないか」とか、「路上なら下腹部を狙うのが有効というのが僕の私見だ!!」とか、森先生の「僕の私見」が随所に炸裂! ご自分の作品なのにわざわざ私見とことわるあたりに並々ならぬ熱意が感じ取れます。『ミナミの帝王』も銀次郎と花森の視線が稲妻バチバチ!で、その痛快なまでのアオリっぷりを堪能しました。「やっぱり花森センセはゼニ引っ張りに掛かったんでンなッ!!」 これですよ、これ。

働きマン』は、まーこれからって感じですかね。

2005/03/03

『egg』

egg資料で『egg』購入。
原稿にGALテイストを導入するのだyoッ。でもやっぱムリ②!
女のコの名前に全部クレジット(マルC)マークついてるのとか面白いね。いったいなんの商標登録なんだっていう。

ぜんぜん関係ないけど、古屋兎丸先生渾身の力作「π(パイ)」の最終回がキン肉マンとかぶってました。

2005/03/01

さかなライブ

sakana0228恒例となった下北沢L'eteでのライブ。いつものことではあるけれど、今夜という今夜は本当に素晴らしい内容だった。これまで観てきたさかなライブの中でも最高のものだったかもしれない。ここにきてポコペンさんの歌い方がまた微妙に変化していて、それが見事にハマってた。「知識の樹」や「ロコモーション」に顕著。より優雅で力強くなった。

ライブ中は惚けてたいタチなので、いつも曲名メモとか録音とかしたことないんだけど、今日に限っては「ああこれが録音物として記録されてればなあ……」なんてことを思ったりもした。でも“一回性”というのも大事なことよね。アウラやね。