2005/11/04

ブラック&ホワイト

駆けずり回った10月が終わり、月あけからはずーっと自宅にカンヅメ状態。ブラック師匠のお見舞いにいったほかは自宅半径100メートル圏外に出ていない。もうずいぶんと布団の上でも寝ていない。なんでいつもこうなの。

しかし、ブラック師匠が順調に回復しているのはなにより。順調というか驚異的というか。あまりにもドラマチックなことばかり起こるので時たま現実感を失いそうになるよ。
師匠ほどじゃないけど、こちらもその磁場に巻き込まれてかなんだか妙なことが続いたり。うっすらとなにかが開けそうなそれともただの気のせいのような。

ブラック師匠の連載原稿の件でそれまでまったく面識のなかった映画雑誌の編集Oさんに電話したら、その翌日に今度はOさんから電話がかかってきて、当然ブラック師匠のことだと思って出たらこれがぜんぜん違ってて、ぼくの本業のほうの問い合わせ。これまったくの偶然。
Oさんもこちらがまさか前日ブラック師のことで連絡した人間と同一人物だとは思っておらず(そりゃそうだ)ビックリされた。

その翌日にはジョアンナ・ニューサムとスモッグのライブ(最高! 久しぶりに観たテニスコーツと54/71もよかった)だったんだけど、こんな場所ではめずらしいFさん夫妻(Fさんはこの手の音楽のファンというわけではなく、mapフクダさんの親友としてたまたま来ていた)に遭遇。
この夫妻、立川流の某師匠とたいへん仲がよく、しかも奥さんは現在これまた立川流の某売れっ子師匠のテレビ番組を製作しているというからまたまた驚き。お互い情報交換をし、二人にしか頼めないお願いもする。

そのまた翌日の金曜日は、一週前の放送でブラック師匠が倒れた現場となった(詳細はこちらで)唐沢俊一さんのブジオに談之助師匠がゲスト出演、当然のごとくブラック師匠の話をするというのでカメラを持ってお邪魔させていただく。
唐沢さんが迎えにきてくださるのを待ってTBSのホールで座ってると、なんとそこを通るは立川流家元こと談志師匠じゃないですか!! 思わず腰を浮かしそうになる。だけどオレにいったいなにが言える!? 結局、ああそうか「談志の遺言」の録りなんだなと納得したりしてるうちに家元はツゥーっと通路の奥へ。
わずか2分後、談之助師匠登場。バッティングしなかったのはラッキーか。さっそく耳に入れると、「今回は家元の悪口はよしときましょう(笑)」。

本番は、前フリもそこそこにブラック入院顛末記。
倒れた現場からの放送だけあってさすがに臨場感があり、唐沢さんと談之助師匠のトークも冴え渡る。小林“ヒザマクラ”麻耶アナのバンプも的確。10分ほど話しただろうか、スタッフルームがざわざわしだす。振り向いてみると(カメラでスタジオを撮影していたので)そこにまたまた談志師匠登場!! まったくのハプニングらしく、スタッフの方々もどうしていいかわからなくなってる! すかさず「来てるってことはしゃべらせろってことですから」と談之助師匠。
これをきっかけに家元、スタジオの中へ。

家元 「あれ、あんたはなにやってンの?」
唐沢 「これ僕の番組なんです」
家元 「ああそう。この人はね、落語をちゃんとわかってる人だからね。でなに? ブラック死んだって?」

もういきなりの談志節。もってくもってく。
そして、「(借金は)噺家としては立派。やりやァがったと。除名にしたのは内心忸怩たるものがあるんです」といきなりのブラック肯定発言。ただし「放っておくと俺の金まで持ってきやがるから」(ブラック師匠は前座時代に一度、家元の口座の金を競馬に使ったのがバレて破門になっている)とも。
その後もきっつい毒舌ながら随所にブラック師匠への愛がうかがえる話を一通りし、終いに「あいつは自分のことを完全に放り出すことができる。すごい奴です」と、まさに快楽亭ブラックの本質を射抜く一言を残し嵐のようにスタジオを去っていった家元。
ライクアハリケーン去ってその後のアフターマス。残りの放送時間のなんともいえない虚脱感がまた味わい深かった。

とまあいろいろあって、元気いいぞうさんの快楽亭ブラック追棹(×悼)CDも最高だったりする10月後半でした。さあ冬へと走りだそう。いいぞう先生、ホワイトバンドに負けないくらいおしゃれだという噂のブラックバンドも期待しています!

※追記
快楽亭ブラック猛毒十八番#01」が売れ行き絶好調、完売間近で在庫が10枚ちょっとです。残りは店頭(紀伊國屋書店新宿本店ミュージックテイトや浅草ヨーロー堂、横浜ジョイナス新星堂など)にあるものだけとなります。
もしここを見ていて購入したいという方がいたら早めに言っていただければぼくの方で確保しておきますので、ぜひともよろしくお願いします。ちなみに中部・関西方面の方は12月にCD付公演(こちらの分はすでに枚数確保済です)が予定されてるので、ぜひそちらでもどうぞ。