2005/09/22

「ニセS高原から」ポツドール組

ニセS高原から」、ポツドール組も最高だった。「ニセ高原」裏バージョン。よく放送作家がコントを作るときなんかに使う手で話の裏読みってのがあって、たとえばシンデレラ、あの女はじつはものすごく計算高い女で、継母や姉にいじめられるのも、それで同情を買うのも、なぜか王子の目にとまってしまうのも、靴を忘れていくのも全部計算でやってたとしたらってことを想像したりして話をつくるんだけど、まさにあれ。ある登場人物の設定なんて、じつは本人が嘘ついてるってことにされちゃったり、でもそれがまた人物設計に奥行きを与えていていい感じ。ドライ&ヘヴィ。

だいたい実験サイドじゃないときのポツドールって前からかなり平田オリザっぽいなーと思ってもいて。こないだの「愛の渦」にしてもそう、扱ってる題材こそ乱交パーティだけど、まさにセミパブリックだし、同時多発的会話、気散じ的な間のとり方なんかにも青年団マナーを感じた。ただしエロ・グロっていう。だから今回の裏読み「ニセS高原」のハマリ具合も納得なのです。五反田団組とも優劣つけがたし。

ただいつも思うことで、五反田団のつくる世界観ってまんま自分の周りの生活に近くて入っていけるというかいとおしくてたまらないんだけど、ポツドールに出てくるギャルとかギャル男っぽいアンチャンとかって自分にとって馴染みがないので(いや実は接触自体はありすぎるほどあるんだけど、深入りしようという気がない)、まさにANIMALをながめている感じというか。それは作品の質とはまったく関係のないことなんだけども、それこそナチュラルボーンなギャルとかがポツドール見たらどんな風に感じたりするのかなってことを思ったりした。