2005/07/11

声に出して読みたい響鬼

くりかえすようだが響鬼がすごい。今回なんて迷える後輩・轟鬼に対する響鬼のアドバイスが「へそ!へそ!」だもん。もう斉藤孝か野口三千三かって話で。この国には「へそ!」で通じる身体感覚がたしかにあって、迷ってたり、浮き足立ってたり、キレそうだったりする人間に対してはまだまだ有効なアドバイスだったりするけど、実際に仕事現場のような実践で使われる機会は少ないわけで。だというのにこの響鬼はそれを日曜朝の子供番組の中にさらっと盛り込んでしまうんだから。

あともう一つよかったのが、これも響鬼から轟鬼へのアドバイスで「飯ばっか食ってないでもっとおしゃべりしろよ」ってやつ。いいなあ。宮本常一の本なんか読んでると、むかしの百姓って飯どきにかぎらず仕事中もずっとくっちゃべってたっていうじゃない。仕事中は私語を慎しむべし、なんて経済効率主義のせいでしょ。ながら会話っていうかそういう気散じのおしゃべりは大切よ。おしゃべり超重要! だいたい「対話」なんて舶来品のくせにおしゃべりよりも位が高いとされてるけど、あんなのたいしたことないんだから。「相互理解」なんてほとんどが気のせいですから。それよか、たわいないおしゃべりで笑ってる方がココロにもカラダにもはるかによいて。