2005/06/02

『トレイシー・ローズ』 トレイシー・ローズ/野澤敦子訳

先週末オール2連荘で遊んだら、カラダきつ! なんでここ二三日は本読んだりゲームしたりまだ行ってないラーメン屋ためしてみたり。麺屋武蔵の支店、うまかった。

tracyrose友人Tさんより頂いた『トレイシー・ローズ 15歳の少女が、いかにして一夜のうちにポルノスターになったのか?』(いくつかねじ込んでおきましたー>Tさん)読了。トレイシーといえばここ日本でも最も名の知れた洋ピン女優だし、MTVアワードにガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュと腕組んで登場したシーンなんかもけっこう印象に残ってるんだけど、そういうトレイシーにまつわるエトセトラってぜーんぶ引退したあとのことだったのね。というかトレイシーって未成年でポルノに出演してたんで、最後はFBIに保護されてんだ。そんな基本的なことも知らなかったよ。

やはりというか読ませどころは前半に集中。レイプ、性的虐待からドラッグ漬けのポルノ出演に至るまで、さすがにハードコア。
 これがポルノが私にしてくれたことだ。いままでの人生で感じた憤りをすべて解き放ってくれたのだ。そして、そのことは私に快感を与えてくれた。自由、平和、復讐、セックス、パワー。ついに私のエネルギーを注ぐ場所を見つけた。セックスシーンで、私は復讐に燃え、攻撃的でさえあった。完全に怒りを発散していた。たった十六歳で、私は性のテロリスト以外の何者でもなかった。
後半に描かれるポルノ出演の過去を背負いながら普通の(いわゆる「脱ぎ」のない)女優としてキャリアを積んでいく苦闘っぷりを読んでたら、むかし水曜ロードショーかなんかでやってた女刑事映画が、邦題に「トレイシー・ローズの」ってついてるにも関わらずあんまりエロくなかった理由がようやくわかった。日本じゃそういう「釣り」が通用しちゃうようなパブリックイメージだったもんなあ。