2004/10/30

ガッツ不足

急遽15分くらいの映像作品(仕事ではなく自分の)を三、四日で作らなくてはならなくなって、あせる。今回はホントにやばいかも。
いまさら撮影してる時間はないので過去に撮った素材をガチャガチャし始めてみる。ちょうどホームページを始めたころに重なる映像で、思うところアリ。けっきょく当時はなんにも結実しなかったけど3年くらい寝かせてたら面白いことになってた……らいいのに。とりあえず先日届いた(引っ越し先に転送されてきた)師匠からの手紙に「ナイーブさもいいが作品の開かれ方についてもっと配慮しなければいけない」と書いてあったので、その方向でがんばる。
ちなみに師の新作はエドワード・サイードの遺志と記憶を巡るものだそうで、同封の新聞記事からは力強さすら感じた。やっぱり自分に足りないものはガッツだと思った。

2004/10/28

さかなのライブ

引っ越し無事終了。ネットの方もめでたくおとついBフレッツ光50Mが開通しました。でも実測で10M出なくて拍子ぬけ。

25日はさかなのライブでした。前回と同じ下北沢leteでの20人限定ライブ。なんとずばりいうまでもなく今回も素晴らしかった。曲は「BLIND MOON」以降を中心に「Rocking Chair II」や新曲のおろしなど。新曲は……うろ覚えですが、pocopen&nishiwakiのアルバムに入ってるような感じ、か。意外にも曲間のポコペンさんのMC(=ポコペン漫談)はナシ。トントントンと曲を演ってって、でも最後は「早く演りすぎて曲がなくなってしまいました」(!)という見事な天然ぶりを発揮。やっぱりな。
毎年恒例MANDA-LA 2での年末ワンマン、今年は年明け、つまり来年の年始になるみたい。楽しみ。今回は歩いていけますから。

2004/10/19

五反田団 「いやむしろわすれて草」

明日引っ越しだというのに、夕方から取材入った!
部屋の中はかなりとんでもないことになってますが、とりあえずこれだけは書いておかねば。

五反田団「いやむしろわすれて草」。
八百屋の四姉妹の話。ひとがひとを想う気持ち、ていう言葉にしてしまえばけっこうベタなことを、“おしっこ”(「ながく吐息』)だとか“アシッドな夢”(「逃げろおんなの人」)だとか“寝させない”(「おやすまなさい」)だとか、すっごくまわりくどいやり方(もちろん誉め言葉!)で表現してきた前田さんが、いつになくストレートに、でもやっぱりちょっとユルく仕上げてきたこの新作。こ憎たらしいくらいのうまさ。最初の子ども達がワーギャーしてるシーンですでにもう泣きそうでしたから。頭で勝手に先回りして。

次はまた品替えてくるんだろうな。中毒性あるなあ。

2004/10/16

引っ越しは20日

スケジュールつまってきた! 毎月この時期に締め切り重なりすぎ! かなり下調べが必要な原稿を後回し後回しにした自分バカすぎ! でもって引っ越しは20日!

もう、とりあえずオナニー禁止だよ。エロサイト見すぎですから。スパムが生アドレスに来ますから! 海外有料サイトの会員になるのはこれっきりにしたい。

にしてもポツドール、ネットでも賛否両論くっきり分かれててすごいな。個人的な評価はさておきやはりこうありたいもの。五反田団の「いやむしろわすれて草」も各所で必見作!の声を聞くので観るのが楽しみ。楽日の昼公演を予約。なにがあっても行きますので。

そういえばmixiに入ったばかりの頃まずつくったのが「五反田団」コミュニティで、そこにはこんな紹介文を書いたのだった――
前田司郎中毒、もしくは青年団ほど偉大じゃないがポツドールほど過激じゃないがそれでもこのよれよれな劇団を愛してやまない方、もしくは90年代は大人計画とかナイロンとかホント凄くてなまじっかあれをリアルタイムで体感してしまったためにいま何を観たらいいか途方に暮れてる二三十代、もしくはとりあえず人生様子見をきめこんだ私、などのためのコミュ二ティ。現代口語演劇の波止場。

PRIDE占い

http://u-maker.com/56651.html
PRIDE占いやってみた。
九龍さんは ミルコ・クロコップ です!
● ミルコ・クロコップさんのあなたは、冷徹な天才肌。ほとんどのことは人並み以上にこなせるし、いくつかのことは、人よりもずっと上手にこなすことができます。けれど特別扱いはしてほしくないと思っているので、わざと失敗して見せたりすることも…。そのようなあなたの試みは大方失敗しており、そのせいで人に軽く見られがちでもあるのですが、かといって爪を見せないのがあなたなのです。勢いで攻めてくる相手には特に弱いので、いつものあなたを見失わないで。自分が苦境に対峙すると、「こんなこと、どうでもいい」と言ってしまうような子どもっぽさもあります。基本的には寂しがり屋で、人が好きです。それ故に人の上に立つのも大好き。思い切った行動が開運のカギです。(例:出馬
わーい!ミルコ一番好き!!
でも「例:出馬」だけはいただけないです。あのせいで小泉と会う羽目になったり、GP負けてますから! いや、ジョシュに勝てば結果オーライかも。がんばれミルコ!

2004/10/15

ポツドール 「ANIMAL」(補足)

なぜか自分とこがアンテナで上がってたのでなんだなんだと目を凝らしてみたら、ポツドールの関連サイト(?)からトラックバックが入ってるじゃないですか。前の記事、タイトルで振っておきながらちょろっとしか触れてなかったので面目ないです。なんでもうちょっと補足しとくと、今回のはズバリ「間違った“リアル”」だったと思うんですよ。「現実をありのままに切り取る=リアル」式の。この勘違いについてはすでに『華氏911』のとこで触れたとおり。ドキュメンタリーについて書いたことだけど、客観性と主観性の問題はそのまま芝居についても言えるはずだ。思えばこの勘違いに対する苛立ちはセミ・ドキュメント時代にも感じてた(もっとも当時は自分の見方も漠然としたものだったが)ものだった。ただ、そこを通過した上でのごっついドラマだからこそ、いまのポツドールにすごく期待と関心を抱いているのも事実。だから今回のように後退したものを見せられるとがっかりしてしまう。

※追記
観ていない方にはさっぱりわからん内容ですみません。前の記事のトラックバック先にいくつか(手際よく公演内容がまとめてある)感想サイトが上がっているので、気になる方はそちらをチェックして頂ければ。

2004/10/13

ポツドール 「ANIMAL」

書かないといろんなことを忘れる。台風の日は大変だった。夜、三鷹でポツドールを観る予定で、でもジャニスの返却日をまたカン違いしてて12枚延滞は結構やばいとまずお茶の水へ。八王子から京王線&中央線、時間も進路もタイフーン併走状態。お茶の水のバケツ雨の中たどり着いたジャニスでは延滞料が1500円だというのに持ち合わせが2000円しかないし!残り500円(交通費含)じゃエッグが借りられないよ!スーパーシスターの「プレゼント・フロム・ナンシー」という無茶苦茶シビれるタイトルのアルバムも借りられないじゃないか! しかもレジ奥の電話では「――ああいいですよ。今日(の台風)は特別なんで明日返却でもいいように処理をしますので」なんて言ってるし最悪。それでもめげずにがんばる。威力増す暴風雨の中、傘と一体化しながら駿河台の坂をのぼる。ちょっとだけ遅れてる中央線でお茶の水駅から三鷹まで(来た道を戻るというわけだ!)。普段なら30分のところ一時間半あるので余裕すらこいてたら、四谷駅手前で地味に土砂崩れ発生。しぶい。土砂をどかすとかなんとかで車内に一時間弱も閉じこめられたうえ「この電車はお茶の水駅まで戻ります」ときた。しかもトロトロ運転。ようするにだ、ジャニスは無駄足エッグも借りられないしポツドールも観られなかったよ! でも劇場に電話したら「翌日でも翌々日にでも振り替えできます」だって。つまりはじめから家を出る必要がなかったというわけ! この歳で台風クラブもないよ。

翌日めでたくポツドール「ANIMAL」。ええと、台風の日じゃなくてよかったです……。ポツドールの誰もやらないことをやる無謀な懸けは愛してるけど、今回は無謀じゃないんだもの。後退してるんだもの。それならごついドラマかエロがみたいのよ。

2004/10/08

「赤い月に吠える夜」

昨日、渋谷で打ち合わせ。客として何度か来た場所。うまくいきそうな予感。自分の持ち込み企画なのでなおさらそう願う。

打ち合わせのあと原宿まで歩きSHIBUYA-AXへ。アーニー・ディフランコのライブ。「in the city」という音楽祭の一環で、アーニーは前日の音楽関係者向けセミナーにも登場したらしい。ライブは競演がGO!GO!7188というのがちょっと“?(パフォーマンス自体はけして悪くなかったが)”なことを除けば、素晴らしい内容。詳しくはファンサイトの方にアップするつもりだが、今回はウッドベースとの二人編成で、ほんの半年前の来日時に比べすでにサウンドをいじってきたのがアーニーらしかった。米大統領選についてはMCで「HOW THE STATES?11月にはよくなるんじゃないの?」とさらり。9月には現政権打倒のための「VOTE DAMMIT! tour」(「“とにかく投票しろって!”ツアー」)でSWING STATESと呼ばれる接戦区を回ったアーニー。楽観はできないけど手応えは十分につかんでいるようだった。

台風接近中。明日ポツドールの「ANIMAL」、夜の回を観る予定なんだけども大丈夫かいな。

VOTE FOR CHANGE最終日がネットで視聴可能

"VOTE FOR CHANGE"ツアー・ファイナルが全世界インターネット生中継
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/BruceSpringsteen/
(サイト中のメッセージリンクより飛んでください)

前の記事でアーニー・ディフランコの「VOTE DAMMIT! tour」を紹介しましたが、同じような動きは他のミュージシャンにも広がっており、その最も有名なものにブルース・スプリングスティーンが中心となっている「Vote For Change tour」があります。R.E.M.、パール・ジャム、ボニー・レイット、デスキャブほか非常に豪華な面々が参加しており、10/5のライブにはついにニール・ヤングまで登場、映画『華氏911』のテーマソングでもあった「Rockin' in the Free World」をブルースらとともに熱唱するシーンまであったそうです。
そしてこのツアーのグランド・フィナーレとなるライブが10/11ワシントンD.C.であるのですが、なんとインターネットで全世界に生中継され、ここ日本でも無料で視聴できるというではないですか! 放映時間はアメリカ東部時間の10月11日午後7時、日本時間では12日の午前8時からとのこと。ライブは約4時間に及ぶらしいので、その時間帯にネット接続する際にはぜひこちらのツアーファイナル用サイトをチェックしてみることをオススメします。(mixiの「The BOSS/Bruce Springsteen」コミュニティで知りました)

2004/10/06

FROM T.M.P / 未開封サンプラー

「FROM T.M.P」という名のコンピCDを聴いてる。DJ BAKUに始まりエレカシに終わる14曲、オリジナル・ライナーノーツ付。てカッコよくね? トッ散らかして絶賛更新中「あらすじ日記」のサウンドトラックとしても聴ける逸品。炎上するやぐらがfeaturing雪国な第一部ラスト、あのシーンのケツに般若のラップがかぶさりエンドロールが流れてくるって寸法。でもってここにあってオレに足りねーのはガッツなの!ケツに火ィつけられてんの!

2004/10/05

Soul Flower Unionライブ

ライブテイクを多く含んだここ二枚のミニ・アルバムがよかったからというのもありつつ予感というか衝動というか何年かぶりにソウル・フラワー・ユニオンのチケットをとって、行ってみたら自分でも驚くほどシビレてしまった。ニューエスト時代の曲がハマってる新譜のとおり、ルーズでぶっといロック。ソウル・フラワーってイントロでガツンとくる曲が多くて、フロア後方から見てると人波が大気でグワッてなるのがよくわかる。こんなに大気をつかむバンドもない。新しく加わったベースの人がよくビトさんと一緒に演ってた桃梨っていうバンドの人だった。ヒデ坊はブズーキでスポット参戦。旦那のドーナルも仲良くブズーキ。中川敬とヒデ坊とドーナルがフロントに三人並んだ瞬間、これはもう大河ドラマじゃないかと思った。「満月の夕」やどんとの「ポケットの中」、ヴァン・モリソンの「Crazy Love」。自分の記憶とか個人史が照りかえされて眩しいったらない。やっぱりすごいバンドだ。(10/2 @リキッドルームebisu)

※追記
ソウル・フラワーのチケットと一緒にポツドールマット・ウォードのチケットも買ったのですが、マット・ウォードの整理番号が「1番」。ぴあなのに発売からけっこう経ってるはずなのに1番。大丈夫なので..しょうか?

『DEATH NOTE』 作・大場つぐみ/画・小畑健

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もうずいぶん話題となってるけど、『DEATH NOTE』が面白い。そこに名を記された者は必ず死ぬという「デスノート」。もともとやなぎ君に教えてもらって、そのときの話がおもしろかった。デスノートにはただ名前を書けばいいというわけではなく、あくまで本名(フルネーム)でかつ相手の顔を頭に浮かべてないと効果をなさない。この“本名”と“顔”という組み合わせがポイントで、それを知るための精神的な攻防がいまのところ(コミック3巻までは)ストーリーの肝となっている。で、やなぎ君曰く――これって「ミクシィ」なんだよ。思わずおおっと唸ってしまった。ようするにニックネーム(ハンドルネーム)でやりとりしていたのが、顔バレしたり本名バレしたりする話なんだと。なるほど!

2004/10/03

『居場所もなかった』 笙野頼子

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久々に更新。この間なにをやっていたかというと、部屋をさがしてた。笙野頼子の『居場所もなかった』は著書のない肩書き「小説家」の独身女性があのバブルの狂騒の中、5万円台でオートロックの部屋をさがす話。あとがきで「これは小説ですか――。はい、純文学実験小説です。」とわざわざ書いて、ご自身の「90年代難解派」というレッテルを自嘲的に皮肉ってる(と、ここに書いてあった)のがおかしい。私がはまった部屋探し地獄、それはいつしか「不動産ワールド」と化し、店の名前も「幻想管理サービス」に。幻想的営業をもってする不動産屋との不毛な交渉の末、ようやく入れたのはすさまじい騒音が凶暴なバケモノのように生活に侵入してくる部屋だったりと、なんとも圧倒的なしんどさ。それに引きかえこちらはというと、決めたと言っておきながら翌日に翻したのが実に四度、そのうちの二回は申し込みまでしておきながらのキャンセル、というどちらかと言えばお前が幻想的客だよというありさまで、「ついに決めた」とそのたびにディテールを聞かされた友人たちに愛想を尽かされるのも必至。でも今度こそは決めたから。みなさん遊びに来てくださいね。